3年A組～今から皆さんは、人質です～２ (ページ26)

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番外編～澪奈と水泳～ページ26

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澪奈と出会ったのは小2の夏の転校先の学校

先生「転校生の岡永Aさんです
自己紹介しよっか」

「岡永Aです」

先生「…えーっと席はあの空いてる席ね
皆さん仲良くしてあげてください」

景山「私、景山澪奈よろしくねAちゃん」

「…うん」

親に愛されなかったせいか人と関わるのが
苦手だった
人と関わるのを避けてたら知らない間に
笑えなくなってた
でも、こんなAを澪奈は助けてくれた
毎日話しかけてくれた
そのおかげで少しずつ
人と関わることができるようになった

景山「A泳ぐの好き？」

「好きか嫌いかだったら好き…かな」

景山「じゃあスイミングスクールとか興味ない？」

「スイミングスクール？」

景山「上手に泳げるようにコーチに教えて貰うの」

「楽しそうだね」

景山「一緒にやらない？」

「…いいよ」

この日からAの水泳人生は始まった
そして中学に入学してから全国で闘える選手に
成長した

景山「Aすごいよ!!
全国大会で優勝するとかすごすぎる!!
家でお祝いだね!!」

「そういう澪奈こそ3位とかすごいじゃん!!
おばさん今日張り切って
赤飯いっぱい作ってそう笑」

景山「たしかに笑」

いつしか澪奈の家に入り浸るようになって
ほぼ毎日泊まらせてもらって知らない間に
まともに家に帰らなくなった
この頃はそれが楽しかった

でも、そのせいで澪奈と水泳と
縁を切ることになるとは想像もしてなかった

「どこの高校行く？」

景山「魁皇高校とかよくない？」

「坪井先生だよね？」

景山「そう！」

「Aも魁皇高校いいと思う」

景山「高校でも2人で全国大会行こうね」

「もちろん！」

景山「「よきライバルでありよき親友!!」」