猫Girl* ページ9
*
(おついち視点)
『あっつ!!』
｢大丈夫〜?だから熱いよって言ったのに〜｣
『こんなに熱いと思わないじゃん』
夕方のんびりしてると、暖かいココアが飲みたいと言い出した彼女。熱いよと注意して渡したマグをふぅふぅと息を吹きかけて飲んだ筈なのに。
｢珍しくココア飲むって言うからじゃん｣
『火傷した〜』
と弟者に怒られる彼女は、お察しの通り猫舌。
べーっと舌を冷やすように出す妹者ちゃん
今日はアイラインを釣り上げているので宛ら猫のよう。
『もういいや……あとから飲む』
と、マグを遠くに追いやる気まぐれな所もそれにピッタリ。
猫耳とか生えてたらもう最早猫そのもの。
｢あっ……｣
『ん?どしたの弟者?』
｢ちょっと待ってて｣
何かを思い出したように、首を傾げる俺と妹者ちゃんを放置してリビングを出ていく弟者。
暫くして帰ってきた弟者のその手には
『え、なにそれ』
｢猫耳カチューシャ｣
『いや、見ればわかるけど』
彼に似合わない黒い猫耳のカチューシャ。
どうやら、以前飲みの際に知り合いに貰ったらしい。
弟者も同じこと考えてたんだなぁと感心する。
それ程までに彼女は猫っぽいのかもしれない。
｢妹者ちゃん付けてよ｣
『ええ〜……なんのメリットがあんの』
｢いいじゃんほら｣
と弟者にされるまま付けられた彼女は
もうそれはそれはめちゃくちゃ可愛いわけで。
｢｢……｣｣
『ノーコメントは酷いよね』
｢いや、違っ!｣
｢……思ってた以上に可愛いの｣
どうせ似合わないんだろと不貞腐れる彼女を持て囃す。
｢妹者、ニャンってゆって?｣
『……ﾆｬﾝ』
｢ｯ?!｣
弟者完全に撃沈。
真っ赤な顔面を隠すように両手を当てて｢なんでそんなに可愛いの!｣とゴロゴロしてる。
｢妹者ちゃん｣
『ふふ、擽ったい』
猫を可愛がるように、顎を擽るように撫でると身を攀じる彼女。
『もぉ〜猫じゃないんだからｯ』
｢いや、めちゃくちゃ猫、理想の猫｣
『……真顔で言われても』
髪や頬を撫で可愛がっていると、弟者がふと起き上がり彼女を携帯の中に収め出す。
｢んは、弟者連写し過ぎ｣
｢いや、保存用と兄者用にね｣
『えっ送るの?!』
｢寧ろもう送った｣
と、トークの画面をこちらに向けると妹者ちゃんの写真と兄者の帰るとだけ書かれた返信。
返事から30分もしないうちに息を切らして帰ってきた兄者。
｢はぁ可愛い｣
1日中可愛がられたそうです。
*
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おかゆ*(プロフ) - 氷狐さん» 返信遅くなって申し訳ありません。良くお気づきになりましたね（笑）わかる人には分かるかなと作ってみました (2019年8月28日 5時) (
レス) id: 8572672a4d (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - お伽噺のやつオオカミは赤ずきんに恋をした(っだっけ?)を元にしてます? (2019年7月6日 14時) (レス) id: 7f7f2a9d56 (このIDを非表示/違反報告)
ツグミ(プロフ) - そうなんですね！！！では気長に待ってます！！！ (2019年2月24日 13時) (レス) id: 85f43de58c (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ*(プロフ) - ツグミさん» ありがとうございます!とりあえず今1話目を書いているので書き終わり次第公開にするつもりなので、少々お待ち下さい! (2019年2月24日 13時) (レス) id: 0a5b73d94d (このIDを非表示/違反報告)
ツグミ(プロフ) - 妹者インカミン3突入おめでとうです！あ、3を見ようとしたらパスワードかかっててみれませんでした！すごく楽しみなのでパスワード教えてくれたら嬉しいです！！！お願いします！！ (2019年2月24日 11時) (レス) id: 85f43de58c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかゆ | 作成日時：2019年2月6日 20時
