魔法界のメイド日記 (ページ2)

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9月1日　ホグワーツ特急にてページ2

ハーイ、私、メアリー・エムリズ。

　この9月1日というサイッコーの日に、このボッロボロでサイッテーなノートに日記を書き始めようと思います。

　だって、ホグワーツってとってもすっごく覚えることが多そうだし、それに、アイツとずーっと一緒にいなきゃいけないわけだから、不満を吐き出す相手が必要でしょ？それが私にとって日記だったってわけ。

　さて、今私は、ホグワーツ特急のコンパートの１つに座ってこれを書いています。

　「ローブに着替えるときに着替える場所は必要でしょ？」って茶色の髪の毛のリスみたいな女の子ーーハーマイオニー・グレンジャーって言うんだけどーーが入れてくれたの！優しすぎない？

　あーあー、私がこんな些細なことにも優しいー！って感激しちゃうのは、周りの人が優しくないからなんだろうな。だって、さきだってコンパートメントに私をいれずに、廊下に立たせて、物売りのおばあちゃんが来たら、「買っておけ」だって！もちろん買ったお菓子とかはぜーんぶ私の胃袋には入らずに、コンパートメントの中に入っちゃうんだ！

　あ、親切でまるで女神なミス・ハーマイオニーは、ネビル・ロングボトムっていう男の子の(すっごく気が弱そうだった。)がどっかにやっちゃったヒキガエルを探しに行ったみたい。

　あーあ、そのヒキガエルが坊ちゃんたちのコンパートメントに入り込んでくれたら良いのに。そしたら私、サイコー！！って叫んじゃうかも。あ、でもそしたらお給料出なくなっちゃうかぁ。ちえ。

　そう！私、ホグワーツに入学するの！あのホグワーツに！坊ちゃんーー名前書きたくないけど、ドラコ・マルフォイのことねーーと旦那様たちは、ダームストロングに入りたかったらしいけど、ウゲーって感じ。

　だって、ダームストロングって悪い評判あった、って言うし、坊ちゃんがダームストロングに行くなら、メイドの私も行かなきゃいけなくなる。そんなのってない。

　ホグワーツについたら、私、どの寮になるのかな？私は、圧倒的グリフィンドールが良いな〜って思ってる。だって、やっぱ1番人気だし、あのアルバスダンブルドアもグリフィンドールだったんだよ？

　逆にいっちばん入りたくないのは、スリザリン。だってやばい人たちばっかスリザリンだし、なにより坊ちゃんは絶対スリザリンだもん。坊ちゃんだけじゃなくて、坊ちゃんの取り巻きとかも絶対そう。

　さて、そろそろローブに着替えなきゃ。