音の重なる場所で【 2j3j hbr 】 (ページ1)

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「Aさんですか？」

『あ、はい、！』

星「新歓担当、二年の星川サラです！今日は来てくれてありがとう！」

『AAです、よろしくお願いします‪..‪....！』

星「じゃあ早速行こっか！」

五月下旬の土曜日

サークルに加入するにはちょっと遅めのこの時期に

私はにじさんじ大学合唱団の見学に来ていた。

星「Aちゃんはなんでうちに来てくれたの？」

『合唱サークル入りたかったんですけど私の大学にはなくて‪、インカレのとこ探したらここが出てきたので』

星「えーそうだったんだ！合唱やってたの？」

『中高合唱部でした』

星「経験者だ！しかも長い！期待し〜ちゃお」

『いやいやそんな‪...‪...！』

合唱サークルが無いことに入学してから気づいたけど、四月の間は新生活でバタバタで

五月に入ってから探しはじめて見つけたのがここだった。

他大生だと浮いちゃうかな、なんて思ってたけど

にじ大生との割合は半々くらいらしいのでちょっと安心。

星「ここで〜す」

案内された部屋にはもう何人か人がいて、仲良さげに談笑していた。

あれ、そういえば、一ヶ月ちょい経ってたらもうある程度中深まっちゃってるのでは。

人見知りの私に、そこに入っていくとかできないのでは。

星「あ、ひば〜この子今日来てくれた新しい子！AAちゃん！」

渡「うおまじすか！」

星「Aちゃん、こちらテノールの渡会雲雀くん。同じ一年生だよ！」

渡「よろしくお願いしま〜す」

『お、お願いします‪...‪...！』

背、高いな‪...‪...何cmあるんだろう、180くらいありそう。

ていうか、みんなめっちゃ明るい‪。陽のオーラがすごい‪。

なんか、私の知ってる合唱をやる人の雰囲気じゃない‪よ...‪...！

自分で言うのもあれだけど、どちらかといえば陰の領域じゃないの...‪...！

これが大学生か‪...‪...

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