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3話 ページ5

「それで一体何があったのか?」




 小夜様を除く全員が席に座ったのを確認し
 当主様は隣に座る恵治様に問いかける





「任務で禍野に行っただろ
そこでいつも通りにケガレを祓っていたけど
ケガレの動きがおかしかったんだ」





「ケガレの動き・・・とは?」





 私が呟きに恵治様がうなづき言葉を続ける





「本来ケガレは単体でバラバラに動くだろ?」


 


 禍野で見たケガレの行動を思い出しながら
 今度は私が恵治様の言葉に頷いた





「だけど今回のケガレは違ったんだ
俺達の小隊の方のケガレは共闘していたんだ」





 士門達の小隊もそうだよな.と恵治様にきかれ
 た士門様は相づちを打って言葉を続ける





「恵治さ・・・兄さんが言った通りです
俺達の小隊の方のケガレも共闘してました
まるで何かに操られているような・・・・」





「操られてる・・か」



 

 顎に手を当ててそう当主様は呟いた





「もし士門様が言ってたようにケガレを操っているならば一体誰が・・・」





 私の隣に座っている父が皆さんも疑問に思う
 ことを言う





「それは分かりませんが,今回のことはもう陰陽頭にも報告しました」



 

 どうやら士門様は禍野を出てからすぐに
 陰陽頭の元へ向かったらしい





「ともかくこの事は陰陽頭が言うまではワシらでは何もできぬな」



 

 士門様と恵治様の話をあらかた聞いた当主様
 は席を立ちながら言う





「今回の任務では重傷者は出たが最悪,死者が出なくてよかった
今日は皆も疲れただろう.これで解散じゃ」



 

 そう言って当主様は会議室の扉を開けて
 外に出る
 それを見てその場にいた人達もバラバラと
 席をたつ





「A,私達も帰ろうか」


 


「そうだね」







まだ時間は4時30分だが,父も疲れているように見えたので私達が住んでいる
林の近くの我が家に帰ることにした

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設定タグ:双星の陰陽師 , 斑鳩士門   
作品ジャンル:恋愛
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いおらん(プロフ) - 妖さん» すみません!ありがとうございます。 (2019年2月24日 1時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
- 余ります重要ではないですが「自疑」ではなく「自凝」ですね。では、続編も期待しています。 (2019年2月19日 21時) (レス) id: a39dd38ad9 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - スノーさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2019年2月16日 13時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
スノー - めっちゃおもろいです!更新頑張ってください! (2019年2月9日 23時) (レス) id: 00c20daa01 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - 妖さん» 確かにそうですね・・・。すみません!ご指摘ありがとうございます! (2019年1月24日 13時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いおらん x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maho1020  
作成日時:2019年1月5日 14時

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