5話 ページ7
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夕飯を食べてお風呂に入ってから私は二階の自分の部屋で来週の水曜日提出の課題に取り組む
私は予備役陰陽師修練機関こと青陽院という陰陽師の学校の中等部に通っている
高等部になると授業より実践の方が多く課題は少ないのだが中等部はそうはいかない
週末はいつも大量の課題で終われてしまうのだ
｢･･･やっと終わった｣
最後の問題の答えを書き込んでシャーペンを筆箱の中に入れ背伸びをする
約1日かけないと終らないほどの量の課題を出したら他にしたいこと出来ないわよ･･･と
心の中で校長に文句を言いながら休憩しにリビングに行こうと立ち上がろうとする
＿＿ｺﾝｺﾝ
｢A,入るぞ｣
｢どうぞ｣
私がそう言うと片手に私がいつも使う花柄のカップを持ってお父さんが入ってくる
｢課題お疲れ様｣
そう言いながらお父さんは片手に持っている
カップを私にくれる
私はお父さんにお礼を言ってからカップの中にあるお茶を飲む
私の様子を見ながら父はベットに座る
｢やっぱりお父さんの入れたお茶が一番だね
本当に美味しい｣
｢大袈裟だな,お前も｣
｢本当のことよ,士門様だってそう言ってたもの｣
Aが羽田さんほど上手に茶を作れることは一生ないだろうな＿＿＿と
失礼な士門様の発言は一旦忘れることにする
｢士門様が･･･か･･｣
何か気にやむような事があるのかお父さんは少し顔を曇らせた
｢どうかしたの･･･?｣
私は飲みかけのカップを机の上に置いて
座っている椅子から立ち上がり父の隣に座る
｢いや,少し士門様が心配でな｣
｢士門様の様子が最近変だっていうこと･･?｣
｢気づいていたのか･･?｣
｢うん｣
そう言いながら私は自分の足元をみる
士門様･･こと斑鳩士門様は斑鳩家で一番強い陰陽師であり,二年前に十二天将･朱雀を継承した天才少年だ
けれど最近･･いや,十二天将になってから何かに焦っているように見えるのだ
それでも私に対する嫌みは減ったことはなかったけど････
｢士門様がとても努力しているのを知っているからその努力が間違った道に進まないといいけど｣
｢･･･そうだよね｣
｢今日の任務は疲れたからもうねるよ
カップは悪いが自分で洗っておくれ
おやすみA｣
そう言ってお父さんは立ち上がって扉の方に向かって歩いていく
｢おやすみなさい｣
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いおらん(プロフ) - 妖さん» すみません！ありがとうございます。 (2019年2月24日 1時) (
レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
妖 - 余ります重要ではないですが「自疑」ではなく「自凝」ですね。では、続編も期待しています。 (2019年2月19日 21時) (レス) id: a39dd38ad9 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - スノーさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします (2019年2月16日 13時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
スノー - めっちゃおもろいです！更新頑張ってください！ (2019年2月9日 23時) (レス) id: 00c20daa01 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - 妖さん» 確かにそうですね･･･｡すみません！ご指摘ありがとうございます！ (2019年1月24日 13時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いおらん x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maho1020
作成日時：2019年1月5日 14時
