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102話 ページ30

お会計を済ませて士門様のお会計か終わるのを待っている

その間私の目線は売っているお土産へと向かう

買うつもりはないけど,お土産って珍しい商品もあるから見てて飽きない。



「すまない。遅くなった」




「大丈夫ですよ」



と私は士門様に答える。

私がお会計をする時は良かったが,士門様の時にはお客がレジの前で行列を作っていたのだ

だから少し時間がかかっても仕方ない



「次はどこに行きますか?」



「そうだな・・・。今から昼飯にするか?」




お土産売場の時計を見ると丁度12時だ。

食べるのに丁度良い時間だ



「そうですね。
何だかんだで朝ごはん食べてないですしね・・・」



「あの騒動のおかげでお腹がすいたしな」



と話をしながらエスカレーターへと向かう。



「A」


呼ばれて私は士門様の方を見ると
なぜか彼は私に手を差し出している



「士門様・・・?」



「荷物をかせ。俺がAの分まで持つから」



「え!?」


私は驚きのあまり大きな声を出してしまった
周りの人に見られて少し恥ずかしい・・・



「そっ・・そんなに驚くか?」



「だっていつもからかわれてばかりなので,
そんな優しいこと言われるとは思ってなくて・・」


士門様が可笑しくなったと思いました。とつい
口が滑ってしまう・・・



「可笑しくはなってない!
Aがヒールで歩くのが辛いと思って言ったんだが・・・」



「ヒール・・・?」



私は足元を見る。

今日は繭良ちゃんから借りたヒールサンダルを履いている

いつもよりヒールが高いから少し歩き辛いとは思っていたけど・・・



「ありがとうございます。ですが今は大丈夫です
辛くなったらちゃんと言いますので」



「そうか?ならいいんだが」



「はい。ではお昼ごはんを食べに行きましょう」



と,私は笑って言って士門様の前にエスカレーターに乗る
 
いつもからかってきてイラつく事もあるけど
士門様はたまには優しい所もあるんだなぁ・・・

と何とも言えない気持ちになっていた




***


「別行動ですか?」



「ああ。」


お昼ごはんを済ませたその店で士門様はコーヒーを飲み,それから言葉を紡ぐ



「どうしても買いたいものがあるんだ
だけどそれを売っている場所が遠いからここで待っていてくれないか」



「分かりました」



「2時間後に屋上の噴水の所で集合でいいか?」



「・・・はい」


と私は返事をする。
それからお金を払って私と士門様は別行動を始めた

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ゆっち - はい!!それでお願いします。! (2019年9月27日 1時) (レス) id: 6316ef3e71 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん  - ゆっちさん» お兄さんとは8歳離れている設定です。三人のsideで書いてほしいと書いていますが,それはそれぞれの場合でしょうか?あとリクエストはこちらではなくてanother story の方でお願いします(>_<)本編の方も頑張らせて頂きます。 (2019年9月12日 10時) (レス) id: 96ac2b5206 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - 本編の方も更新を頑張ってくださいね。応援してます (2019年9月11日 16時) (レス) id: cc02abbffd (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - anotherstory面白かったです。主人公とお兄さんはいくつ年が離れているんですか。それから斑鳩家の面々と主人公が初めて会った時のお話をお願いします。峯治さん、恵治さん、士門らのsideでなるべくお願いします!すみませんがよろしくお願いします。 (2019年9月11日 16時) (レス) id: cc02abbffd (このIDを非表示/違反報告)
いおらん - ゆっちさん» ありがとうございます!恵治さんsideは始めて書いたので彼がキャラ崩壊してないか不安ですが、そう言って貰えるとうれしいです(^^)もうひとつの方も楽しみにしていてくださいね笑 (2019年8月23日 0時) (レス) id: 96ac2b5206 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いおらん x他1人 | 作成日時:2019年3月31日 22時

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