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87話 ページ15

「なっ何を考えてるのよあの娘はぁ〜っ‼」





繭良ちゃんと紅緒ちゃんは血管を浮かべながら窓に張り付いている

そんな二人を見ながら士門様は何食わぬ顔で注文したコーヒーを飲む



・・・何で私はデート中の二人の観察(こんなこと)をしているのだろうか?

それは焔魔堂君が島に行きたい理由を言った時までに遡る___





***


何でも(・・・)?
ふふふ言ったわね・・・それだったら
本土の街を案内して頂戴!』



『え⁉今から?』




焔魔堂君の問いに小夜様は笑顔で頷き
言葉を続ける



『行ってみたい店や買いたい物がたくさんあるのよ‼』



そう言いながら小夜様は手に持っている雑誌の付箋がついているページをめくっていく

焔魔堂君は苦笑いをして頭をかきながら・・・



『俺,今から学校なんだけど・・・』



『休めばいいわ.そんなもの』




『いやいやいや‼』




焔魔堂君は手を降りながら否定している

そんな彼にはお構いなしに小夜様は持っていた雑誌をテーブルに置いてまた腕を組む




『あと案内してくれるのはろくだけでいいから』



『ろっ・・ろくって
とういうか,それもうデートじゃない!?』




黙ってはいられないようでついには繭良ちゃんも抗議をはじめた

繭良ちゃんの言葉に焔魔堂君も続けて抗議した




『何でもするって言ったのはそっちでしょう?
嫌と言うなら試験の話も当然なしよ‼』



ベッと舌を出す小夜様に対して焔魔堂君は肩をワラワラさせている




『っっ‼ 斑鳩士門,Aっあんたらからも
 何か言ってくれよ‼』




『いいだろ別に,たかが買い物くらい』




それの何が問題なんだ?と士門様は焔魔堂君に問いかける




『焔魔堂君.
学校があるのは分かってるけど今日だけでいいから小夜様に付き合ってあげてほしい』





Aまで!?と焔魔堂君は肩をおとす

それからしばらくして焔魔堂君もしぶしぶOKを出したのだ




***




「それにしても士門様が焔魔君とのデートを許してあげるとは思いませんでした」




私はそう言ってから注文した『ハンバーガー』を口に運ぶ

初めて食べた味だけどとても美味しい・・・




「まぁ,本当はめちゃくちゃ嫌だったがな・・・
ちぃ子の願いを聞けない分けないだろ?」




「そうですね」




普段,小夜様は色んなことを我慢しているから

こんな時くらい彼女の願いを叶えてあげたいのだ


凄い形相の繭良ちゃん達を見ながら私はハンバーガーを食べ進めた

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ゆっち - はい!!それでお願いします。! (2019年9月27日 1時) (レス) id: 6316ef3e71 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん  - ゆっちさん» お兄さんとは8歳離れている設定です。三人のsideで書いてほしいと書いていますが,それはそれぞれの場合でしょうか?あとリクエストはこちらではなくてanother story の方でお願いします(>_<)本編の方も頑張らせて頂きます。 (2019年9月12日 10時) (レス) id: 96ac2b5206 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - 本編の方も更新を頑張ってくださいね。応援してます (2019年9月11日 16時) (レス) id: cc02abbffd (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - anotherstory面白かったです。主人公とお兄さんはいくつ年が離れているんですか。それから斑鳩家の面々と主人公が初めて会った時のお話をお願いします。峯治さん、恵治さん、士門らのsideでなるべくお願いします!すみませんがよろしくお願いします。 (2019年9月11日 16時) (レス) id: cc02abbffd (このIDを非表示/違反報告)
いおらん - ゆっちさん» ありがとうございます!恵治さんsideは始めて書いたので彼がキャラ崩壊してないか不安ですが、そう言って貰えるとうれしいです(^^)もうひとつの方も楽しみにしていてくださいね笑 (2019年8月23日 0時) (レス) id: 96ac2b5206 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いおらん x他1人 | 作成日時:2019年3月31日 22時

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