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85話 ページ13

「このくらいの味でいいかな」




味見をしてから味噌汁が入っている鍋に蓋を乗せる

それからフライパンにある卵焼きを皿に移して包丁で切っていく

紅緒ちゃんがランニングに行ったのとすれ違うように士門様が起きてきた

どうやら彼は地下室で修行をしている




__ガチャ



「!」



ドアが開いた音がして,私はエプロンをつけたまま玄関へと行く

もう紅緒ちゃんが帰ってきたのだろうか・・?

 



「おはよー・・って誰!??」




「あなたは・・・?」




玄関には私と同い年くらいの女の子がいた

黄色と緑色の綺麗なグランデーションの髪を持ち,端整な顔立ちをしている

今,その女の子は口をアワアワとしている


 

「もっもしかして泥棒⁉」




「え⁉違いますよ.昨日から双星の家(ここ)でお世話になっているんだです」


 

「そうなんですか⁉」



良かったと言いながら女の子はホッとしている




「そういうあなたはなぜここに?」




こんな朝早くから多人の家を訪問することはあまりないから,彼女に聞いてみる




「実は私・・陰陽師なんです.
いつもここで修行してそれから学校に行ってるんです」




「あなたも陰陽師なんですか⁉」




まさかこの人も陰陽師だとは思ってなくて驚いたのだ

だけど彼女の返事はなぜかぎこちなかった





「はい。私音海繭良って言います‼あなたは?」





「私は羽田Aです.あっあとたぶん同い年くらいだからタメ口で話さない?」




「うん.私もそっちの方がいいな〜」




そう言って繭良ちゃんは笑う




「あっそろそろ修行始めないと・・・
じゃあAちゃん,後でね」




「うん.修行頑張ってね」




はい.と返事をしてから繭良ちゃんは地下室へと向かう

私は台所に行って朝食の準備に戻る






「「きゃぁぁぁぁっ!!/うぉぉぉぉぉっ‼」」







「なっ何・・?」






台所に戻るとすぐに焔魔堂君と繭良ちゃんの悲鳴と足音が家中に響く

私は炊けたご飯を混ぜてから廊下に出ると







「ひどい・・・!この家じゃいつもこうなの!?
私が来たからもう大丈夫よ‼」






「小夜さま!?」





廊下に出ると涙目の繭良ちゃんに目をパチクリさせている紅緒ちゃん

それにパジャマ姿の小夜様に抱えられている
焔魔堂君がいた





「うるさいな・・・この家はいつもこうなのか!?」




少し顔を赤らめてしかめている士門様も現れた

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ゆっち - はい!!それでお願いします。! (2019年9月27日 1時) (レス) id: 6316ef3e71 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん  - ゆっちさん» お兄さんとは8歳離れている設定です。三人のsideで書いてほしいと書いていますが,それはそれぞれの場合でしょうか?あとリクエストはこちらではなくてanother story の方でお願いします(>_<)本編の方も頑張らせて頂きます。 (2019年9月12日 10時) (レス) id: 96ac2b5206 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - 本編の方も更新を頑張ってくださいね。応援してます (2019年9月11日 16時) (レス) id: cc02abbffd (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - anotherstory面白かったです。主人公とお兄さんはいくつ年が離れているんですか。それから斑鳩家の面々と主人公が初めて会った時のお話をお願いします。峯治さん、恵治さん、士門らのsideでなるべくお願いします!すみませんがよろしくお願いします。 (2019年9月11日 16時) (レス) id: cc02abbffd (このIDを非表示/違反報告)
いおらん - ゆっちさん» ありがとうございます!恵治さんsideは始めて書いたので彼がキャラ崩壊してないか不安ですが、そう言って貰えるとうれしいです(^^)もうひとつの方も楽しみにしていてくださいね笑 (2019年8月23日 0時) (レス) id: 96ac2b5206 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いおらん x他1人 | 作成日時:2019年3月31日 22時

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