復讐のために (ページ17)

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スタジオ

H「じゃぁーこんな感じでいくからよろしく」

ライブツアーの打ち合わせで終盤の頃に

バンっ！

勢いよく開けられるドア

そこには一冊のノートを持った楓

一瞬それが

薫に見えたのは言うまでもなかった

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『HIROさん』

H「・・・・・」

『わかりますよね。私なぜここにいるか』

H「あぁ・・・薫のことだろ？」

『ならどうして今まで何も言わないんですか。あなたたちは何とも思わないんですか！兄貴が死んだってあなた方は何とも思わないんですか！』

HIROは顔かみしめ TAKAHIROやATSUSHI、AKIRAは哀しそうに楓を見つめ知らなかった様子を見せている MAKIDAI MATSU USAは驚いてる

『知らないはずですよね。葬儀にも参列してくれなかったメンバーなんですから』

H「俺は・・・」

『兄はずっとEXILEのことを一番に思ってた。いつも帰ってくるたびに聞こえる声はEXILEのことばかり

ヤキモチ焼いたのだって何度あったか。

でも、EXILEを脱退するって聞いた時の兄の顔には光が何もなかった。脱退してからも兄は抜け殻のように家にいました。』

じっと黙って聞いてるメンバー

それに楓は話を続ける

『脱退報道されてすぐ兄は車にはねられて死にました。そうですよねHIROさん』

MA「なんでHIROさん・・・・？」

『なんででしょうね。引いた人物は彼の弟だから？』

MK「え・・・・」

H「俺は・・・・」

『兄は引いた後も少しの間は生きていました。そのとき書いた日記にこう記してるんです。
『EXILEを脱退する本当はしたくなかったけどHIROさんのため・・・』だったらなおさら最後まで見届けてほしかった。なのにどうして・・・・』

H「引いたって弟から電話来たとき正直不安だった。それに被害者が薫だったって聞いたのは葬儀が終わってからだった。本当にすま・・・・」

『それだけあなたは弟が大事ってことですか。弟のためならなんでももみ消すと！』

TA「楓それはいいス・・『言い過ぎでも構いません。でも、一言でも挨拶に来ることはできたはずです。あんなに慕ってたのに・・・・

私の大事なものをすべて壊したあんたのせいだ!あんたが死ねばよかったのに！』

なんて叫ぶ時大抵

バㇱッ！

ほらね