復讐のために (ページ15)

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さらに時がたつこと半年

今日は兄貴の命日・・・・・

今日家にまねられたのは

AKIRA

TAKAHIRO

ATSUSHI

SYUN

の四人だけ

祭壇の前には

彼が好きだったという曲や雑誌

当時つけていたアクセなど華やかに飾ってあった

その中には古いけどずっと大切にしていたような古いピアスやブレスレットがあった

それはきれいに包まれていたみんな不思議そうにそれを見つめている

『それは、兄が生前ずっとつけてたアクセサリーで私が初めて誕生日でプレゼントしたものです。』

それだったらわかる

初めてしてもらったものはすごく大事にしたいって

TA「俺も妹いるけど初めてプレゼントしてくれたのも同じアクセサリーだったよ」

『大事にしてあげてください。一生もんだって兄貴ずっといってたから』

挨拶を終え落ち着いたころATSUSHIが口を開いた

AT「今でもHIROさんが憎い？」

『当然葬儀にも参列しない。挨拶にも来ないそんな人許せますか？弟が大事なのはわかります。でも自分が引っ張ってきたグループの中にいた一人なんです。参列するべきじゃないんですか?』

楓は涙ながらに言った

SY「それに薫の死についてはテレビにも報道されていないですしね」

AK「それも・・？」

『わからない・・・・HIROさんが下したのか勝手に報道が来なかっただけなのか・・・』

TA「・・・・・」

それでも時間がたって

みんな帰ってったけど

家に残ってずっと祭壇の前で見つめている楓に

TA「俺が誰かのせいで死んだとしても妹にはそんなことしてほしくないって思うな」

同じ妹を持つ兄としての意見は楓に響いたのか

それはのちにわかった