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分駐所に戻ると
黒「・・・・・出てきた」
と四宮徹が最後に追っていた事件後概要がタブレットに送信されていた
黒崎と志摩は隅から隅までくまなく目を通していた
そして要点だけホワイトボードに書いていると
「おぉやっぱやってんなぁ〜」
と声がいきなり聞こえたのですこし驚きながら振り向くと
ドア付近にもたれ掛かっている
伊吹の姿が
黒「みんな送り届けたの?」
というと『ばっちり〜』
と言って志摩の隣に座ると
伊「お兄さんの事調べてるなら俺も混ぜてよ」
というと黒崎は真剣なまなざしで
黒「言っとくけどこれは・・・」
伊「覚悟なら薫ちゃんの話を聞いたときからできている!それに俺は徹さんが犯人だなんて信じてないからね」
というともうこれ以上何言ってもこの人・・・というよりこの二人は引き下がらないんだろうと思い
黒「そう・・・」
と言ってホワイトボードに書き出した
ーーーーーー
ホワイトボードには関係図
そして経緯を書いてみると
志「偶然にしては出来すぎてないか?」
と経緯を見ながら思った
黒「兄が消えたのは6年前・・・・香坂が亡くなる前日最後にあったのは私・・・だけど」
伊「香坂ちゃんが飲んでいたウィスキーのボトルには徹さんの指紋が残っていたと」
志「問題は・・・どうしてそのことを調書に書かず今までかくしていたのか」
黒「私にもそれはわからない・・・そもそもなんで徹は香坂のもとへ?スマホの履歴には一切残っていなかった・・・」
志「香坂があの日あそこで飲んでいるのは俺しか知らないはずだ。そもそも二人で飲むはずだったウィスキー・・・」
黒「義孝が亡くなった日は確かにアルコールの匂いがプンプンしていたのはわかるけど・・・飲めない人がそんな飲むかしら」
と考えてた
黒「それに、この写真」
と一枚の写真をホワイトボードに貼ると
黒「何故・・・6年もたった今・・・徹が姿を現し始めたのか死んだとされる亡霊が・・・蘇ったみたいな話になってるけど」
伊「何かいやぁな予感〜」
志「それに、目撃情報によればあのドーナツEPの件でバチスカ高校の成川岳も目撃されたって今画像が一致するかやっているらしい」
黒「警察も地に落ちた感じね・・・これしか情報がないなんて・・・・」
伊「本人が出てくるのを待つしかないか・・・?」
と三人はホワイトボードを見つめながら考えていた
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作者名:黒崎薫 | 作者ホームページ:bakatesu.inaire.inaga−.animadaisuki...
作成日時:2020年9月9日 3時