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明日決行されることになったガサ入れ
黒崎はハムちゃんのいる我が家に帰る前に
屋上で一服タバコを吸っていた
よくよく考えてみればタバコを吸い始めたのは徹が行方不明になってからだった
黒「あれからもう・・・6年・・・か」
というと
志「羽野麦の身辺警護するんだってな」
と志摩と伊吹が缶コーヒーをもってやってきた
黒「そっちは?明日でしょ?」
伊「うん。楽しみだねぇ〜」
と伊吹はいつもの調子見たいで二人とも安心していた
黒「頼んだわよ。エトリの情報・・・」
志「あぁ・・・わかってる」
黒「エトリの情報があれば徹の情報も自ずと知れるはず・・・何としてでもつかまないと」
志「そういやこないだ誰かと署の前で話していなかったか?」
とそういえばという顔をしながら黒崎に聞くと
黒「あぁ・・・ガマさんの元部下であり、兄の同期だって言う人から封筒を渡された。兄が残したと思われる捜査記録だったよ」
志「それで、何かわかったのか?」
黒「エトリの店に潜入捜査をするきっかけになったものと、その経緯そして・・・まだこれは確証がないから言えないな」
というと
伊「なんでお兄さんは潜入捜査なんて違法捜査したの?」
黒「上からの命令・・・及び私の安否と姉の死に疑問を持っていたからかな兄は」
伊「薫ちゃんの・・・・安否?」
黒「ほら・・・捜査二課って恨まれることが多いからさ。周りは敵だらけいつ命を狙われるかわかったもんじゃないし、それに本人はよくても周りに関係している人ととか・・特にね・・・家族とか?」
というと
志「何年か前にも別の署の捜査二課の課長の家族殺されたって聞いたな。相手は捕まった腹いせにというばかばかしい理由だが」
というと
黒「そんなもんよ。自分に都合が悪ければ、誰かのせいにしたがる。誰かを恨みたくなる気持ちはわからなくもないわ・・・」
現に私も同じ気持ちになって言る時があるから・・・・
というと
黒「まぁ明日頼んだわよ。二人とも・・・缶コーヒー、ありがと」
と言って立ち上がっては下に降りていった
伊「薫ちゃん・・・ホント大丈夫かな。俺嫌な予感がするんだよね」
とボソッとつぶやくと
志「今回だけは俺も同じく・・・・」
黒崎の奴・・・勝手に突っ走るんじゃないだろうか・・・
とモヤモヤが晴れないまま二人も明日のためにと
下に降りていった
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作者名:黒崎薫 | 作者ホームページ:bakatesu.inaire.inaga−.animadaisuki...
作成日時:2020年9月9日 3時