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3人ともガマさんの家に行っては
志「俺はここで待つ・・・」
と言って立ち止まった
伊吹は早々に中に入っていき
黒「決着・・・つけてくるから」
と志摩に言い残し
自分も中へ入っていった
黒崎は縁側で伊吹は無実だという証明をしようと必死に話をしていたが・・・・・
次第にガマさんの奥さんの話が鮮明になってきた
蒲「警察官を捨ててでも・・・俺は許さない」
そういうと伊吹は
伊「俺は・・・ガマさんがいたから刑事になった。ガマさんみたいな刑事になりたかった。いやなるんだよ。俺みたいな奴をまっすぐな道に戻してさ!!!」
と叫びながら蒲郡に訴え続けていたが
黒「私たちはいつだったら貴方を止められましたか?今回の被疑者が事件を起こす前ですか?蒲郡さんが定年退職する時ですか!?」
伊「ねぇ・・・ねぇガマさん!!!!」
蒲郡はすこし目をそらしたがそのまま
蒲「志摩君。ほかの刑事さんたちも聞いてますね?逃げも隠れもしない・・・・」
と蒲郡は逮捕するようにと指示した
そして刈谷の突入の声
刈谷は蒲郡の目の前まで行くと
黒「お願いです・・・私にやらせてください」
と黒崎は涙ながらに刈谷に頼みこんだ
刈谷は手錠を黒崎に渡し
黒崎は蒲郡の前まで行くと
黒「ガマさん・・・・私ももしかしたら同じような事・・・起こしてしまうかもしれません。ですが・・・」
といいながらもこの後の言葉は言葉にならなかったのか
黒「蒲郡慈生・・・殺人、及び死体遺棄の容疑で・・・逮捕します」
と手錠をかけた
そのあと黒崎は横にずれて
『お願いします』と蒲郡に背を向けると刈谷はそのまま外へ連れていった
伊吹は泣きながら
伊「ねぇガマさん!!!」
と後姿を見ていた
黒崎は涙をぬぐ見ながら
伊吹の肩を抱きよせて
黒「ガマさんは自分でもわかってる・・・次は私たちがガマさんの『警察官としての意思』を受け継ぐ番だよ」
と言っては黒崎も外へ出ていき
志摩に
黒「分駐所戻ろう・・・桔梗隊長に事情話して今日はお休みにしてもらおう・・・」
志摩もわかってる
だからこそ今回の事件は・・・・あまりにも残酷な事件だったのだ
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作者名:黒崎薫 | 作者ホームページ:bakatesu.inaire.inaga−.animadaisuki...
作成日時:2020年9月9日 3時