検索窓
今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:12,101 hit

7 ページ17

そう思いながら

黒崎は刈谷から受け取った資料を

ただ、ひたすらに

黙って読んでいた

それは志摩も同じくして

一通り読み終えると

黒「辛いものね・・・大切な人を失うのは・・・」

でも、それは決して黒崎だけではない

志摩も相棒を失った

私も別れてしまってはいたけど

大切な人だった

さらに言うならば

唯一身内で信頼できていた

兄である徹

言葉にはださなかったが

姉も優しかった

学校に行かせてくれない私に勉強を教えてくれたリと

二人とも私を可愛がってくれた方だと自分では思ってる

志「さて・・・・どうしたものか」

志摩は悩んでいるんだろう

大切な人を失ったことがある人だからこそ余計にって思う

でも黒崎は

黒「話そう・・・・時には真実を知る必要もある」

後悔したくないからというのを添えて

志「だな・・・・というか帰らなくていいのか?」

と志摩はホテル暮らしをしているんだと思っているのか『送っていく』と言っていたが


黒「送っていくも何も私の借宿は分駐所だよ?」

志摩は少しコケながら

志「はい?」

と聞いたが

黒「いや、『はい?』じゃなくて分駐所、別に仕事に行くのが楽なだけ、兄の家は兄が帰ってきた時がまずいから」

と苦笑いしながら立ち上がると

志摩は心配したのか

志「そんなにホテル暮らしが嫌なのか?」

黒「ホテル暮らしって言ってもここらに無いしちょっと遠いのよ」

というと

志「明日伊吹のところへ行く・・・・この解釈はあってるのか?」

黒「そうね・・・・全て話そう」

志「なら・・・・」

志摩の言葉に続いたのは衝撃的な話だった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌日黒崎は伊吹のところへ電話をかける

伊「えぇ〜!?薫ちゃんからの電話ってレアだなぁ〜」

黒崎は

黒「そうかしら?志摩の方がレアだと思うのは私だけなのかな?」

伊「志摩はん〜・・・大抵電話するのは仕事の時だけだから休日にかかってきたらレアだね」

というと

志「わかった、勤務中だとしてもお前にだけは絶対連絡しない」

伊「え!?なんで志摩もいんの?あ、まさか二人でデー・・・黒「そんなことより」あ、はい・・・・」

黒「伊吹君は今家?」

伊「え?あ、うん、そうだけど?」

黒「今からそっちに行っても大丈夫?志摩と2人で」

伊「いいけど・・・どしたの?」

黒「まぁ行ってから話す」

そういうと電話を切って伊吹のところへ向かった

8→←6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
40人がお気に入り
設定タグ:MIU404 , 志摩一末 , 伊吹藍
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒崎薫 | 作者ホームページ:bakatesu.inaire.inaga−.animadaisuki...  
作成日時:2020年9月9日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。