曇天に笑う・・・・・・・・『ここは俺たちの領域だ』 (ページ18)

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一方空丸たちは、兄貴がいなくなりさらに姉貴まで姿を消したことを不審に想いながら日々を過ごしていた。

白子さんも『二人のこと調べてみるね』と言ったきり戻ってこない。

相変わらず空は曇ったまま

これじゃぁ本当に兄貴は『器』だったのか？

もし違ってたとしたら・・・？

本当の大蛇の器は・・・・姉貴だったのか？

と考えても仕方ないことだとわかっていてもやっぱり考えてしまう。

最近こんなんばっか・・・宙太郎も元気ねぇし

やっぱりみんないねぇと俺達・・・・ダメなんだ

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水「とりあえず犲のところへ行こう。蒼世なら何か情報があるかもしれん。」

といい歩きはじめた

だが

天火は動かないまま

天「人間と器が切り離せたとして・・・・俺たちには一体何ができるってんだ？」

水地は立ち止まり

水「たとえできたとして、もしそうなるならばやることは一つ大蛇を別の形で永遠に封印することだ。そうすれば、風磨達も黙ることだろう」

あの時親父たちを亡き者にしたのはあいつらだ。

空丸もあそこへ潜り込んで行ったときわかったんだろう・・・なんせ、様子がおかしかった

それは天火も知っている。

大蛇が封印できたとして、風磨は一体何をする。

私をやりに来るか？

それとも一族復興のために・・・・

いや今それを考えたところで何ができる？

今やるべきことは一刻も早く風磨一族を見つけ出し、その陰謀を止めなければ