かっこよすぎて辛い、7 ページ7
.
「ただいま。」
「おかえり。」
あれから夏鈴と一緒に夕食まで食べて、帰ってきたのは20時。
家の中にあらきくんはもういなくて、いたのは秋1人だった。
「あれ、作業終わったの？」
「ん、終わったよ。
買い物楽しかった？」
「うん、いいもの買えた！」
荷物を自分の部屋に置いて、秋が座っている隣に行く。
うちの家のソファには秋が好きなゲンガーが沢山置いてある、私はそのうちの1つを抱きしめた。
「珍しい、Aがゲンガー抱きしめるとか。」
隣にいる秋は驚きながら私にそう言った。
秋と同じようにゲンガーが好きか、と言われたらそういう訳じゃない。
私もゲンガーを知らないわけじゃなかったんだけど、秋がはじめてゲンガーのぬいぐるみを家に持って帰って来た時に思ってしまったのだ。
��なんか、健康番組の悪い菌のイラストにいそう��って。
それが思わず口に出ちゃってて、秋が珍しく怒っていたことは未だに忘れられない。
1人でその事を思い出し、苦笑いしていると抱きしめていたゲンガーは秋に取られてしまった。
「あー、なんでゲンガー取ったの…」
「…ゲンガーじゃなくて俺にかまって。」
珍しい、秋がそんなこと言ってくるなんて。
そう思っているとギュッと抱きしめられる。
秋の香水の香りがふわりと私の鼻をくすぐる。
秋の香りほど、私にとって落ち着くものは無い。
仕事の時はいつもハンカチに秋の香水をつけて行っているぐらい。
「…A。」
ふと、名前を呼ばれて顔を上げると降ってくるのはキスの雨。
何度も角度を変えてされるキスに私の思考回路なんてとっくに止まっていた。
「…いい？」
やっと離れた唇から紡がれたその言葉を言う秋の顔は女の子なんかじゃない、目を光らせた虎のような正真正銘男の人だった。
私がゆっくりと頷くと、秋は私のことをお姫様抱っこで寝室まで運んでくれて。
普段は引きこもりでデブって自分で言ってるくせに、どこにそんな力があるの…なんて思ったことは内緒。
「…A、愛してる。」
「っ私も…愛してる。」
私達の長い長い夜は、はじまったばかり。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ちょっと攻めてみました((
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 737人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りりな＠まふくん尊すぎて辛み - あー…こんな彼氏欲しいなぁ…(遠い目) でもその前にまずは2.5次元(歌い手様様)じゃなくて3次元を見なきゃなぁ(遠い目) (2018年5月13日 1時) (
レス) id: 44385e2a4f (このIDを非表示/違反報告)
冬華 - あー！nqrse君かっこよすぎる！イケメンすぎる...グハッ！(吐血&鼻血)(( (2018年5月6日 13時) (レス) id: 297afcde4f (このIDを非表示/違反報告)
よんほ目 - なるせちゃん推しになってしまった。（もとからおし）もうかっこよすぎて死にそうです、、、更新待ちます。鼻血が止まらんのですｗ (2018年4月30日 23時) (レス) id: cb3277c216 (このIDを非表示/違反報告)
舞陽瑠(プロフ) - しろいとさん» わああ本当ですか…！？！？そう言ってもらえて嬉しい限りです！！！！！これからもよろしくお願いします…！ (2018年4月29日 23時) (レス) id: 5c528635f1 (このIDを非表示/違反報告)
舞陽瑠(プロフ) - 暁さん» えっ、だ、大丈夫ですか…！？！？ (2018年4月29日 23時) (レス) id: 5c528635f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
