バーボン2 ページ7
ー降谷sideー
ジンに会わせたい奴がいるから来いとメールがきた。
コードネームはギムレットで、女性だと聞いていた。
まさかその女性がAだったなんて思いもしなかったため、驚きを隠せなかった
幸い、俺の焦りは誰にもバレてなかったようだが。
何故彼女がこんな危ない組織にいるのか。
そもそも、どうやって入ったのか。
質問したい事は沢山ある。
降｢…で？何でこんな所にいるんだ、A｣
俺がそう聞くと、Aは少したじろいた
『えっと…』
降｢言い方を変えよう、何の目的でどうやって入った？｣
『……お兄ちゃんの復讐、どうやって入ったかは……ごめん、言えない』
降｢…そうか｣
彼女は昔からヒロが大好きだった。
だからこそ復讐したいのだろう。
もし俺があの時組織に殺されたなんて言わなかったら、彼女は今まで通りに暮らせていたのだろうか。
それよりも気になるのはどうやって入ったか
彼女は言えないと言っていたが……
誰かの力を借りたのか？
そう考えるのが妥当だが、一体誰が……
ふと彼女の腕に目をやると、見慣れないブレスレットをつけていた。
降｢そのブレスレット、どうしたんだ？｣
ほんの些細な質問だったが、彼女の身体は一瞬ビクリと跳ねた。
『…可愛かったからつい…買っちゃったの』
エヘヘと照れくさそうに笑う彼女に、
俺の心は少し揺らいだ。
だってそれは、間違いなく偽りだから。
今までの彼女なら謙虚で一切嘘を言わなかった
だが今は違う。
Aは俺に何か隠している。
組織に入った方法、謎のブレスレット……
他にも何か隠してるんじゃないのか。
降｢とにかくもう今日は帰るぞ、送っていく｣
『ありがとう零さん』
俺の車にAを乗せ、家まで送って行った
降｢A、着いたぞ｣
助手席に目をやると、Aはすやすやと規則正しい寝息をたてて寝ていた。
まったく……相変わらず無防備だな。
相手が俺じゃなかったらどうするつもりなんだ
俺はAの鞄から鍵を取りだし、
彼女を抱き抱え、家に入る。
細いな、ちゃんと食べているのか？
…また何か作ってやりたいな。
そう思いながらAをベッドに寝かせた
降｢おやすみ、A｣
俺はしばらく彼女の寝顔を見つめ、そっと髪を撫でて家を去った。
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風蘭doll(プロフ) - 加奈さん» ありがとうございます！ちゃんと良い話になってて良かったです(´；ω；｀) (2022年3月26日 23時) (
レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - うぅう…良い話じゃないですかぁあー！！！作者様は神様です…うぅ！！ (2022年3月26日 21時) (レス) @page50 id: ad050b8a40 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - ユリカさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！そうなんです、東方好きなのでレミリアの能力を参考にしました (2019年10月27日 22時) (レス) id: 4a60a0fd75 (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ - 面白かったです。いやぁまさかこんな展開になるとは、アニメ版を忠実に再現していて、ちょっとオリジナルも入ってるけど、面白くてコナン要素も入ってるもんなぁ魔法少女サイト好きだから嬉しいです！楽しませてくれてありがとうございました！ (2019年10月27日 14時) (レス) id: 9cb775ccf9 (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ - 東方のレミリアの能力かぁ、良いなぁ (2019年10月27日 12時) (レス) id: 9cb775ccf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風蘭doll | 作者ホームページ：http://flandoll'scollections
作成日時：2018年9月30日 16時
