成り果て ページ48
ー降谷sideー
インカム越しにAが地面に倒れ込んだ音が聞こえてきた
その衝撃音は、彼女はもう生きていない事を表してるようにも感じた
降｢A！！返事しろ！A！！｣
何度呼び掛けても返ってくるのは他の魔法少女達が同じように彼女の名を呼ぶ声だけ
『大好き』
彼女が最後に口にしたあの言葉だけが頭で響き渡る
俺は、何の為にここへ来たんだ
彼女を守る為じゃなかったのか？
そもそもあの時大人しくAの言う通りに此処で隠れてたのが間違いだったんだ
コ｢……ん……さん…………安室さん！！｣
降｢！｣
コナン君が呼び掛ける声でふと我に返る
コ｢終わったみたいだよ、早くAさんの所に行こう｣
降｢……あぁ、そうだな｣
辺りを見渡すと、さっきまでいたオカメの管理人は消え、静かになっていた
戦いは終わったんだ
でも、大きな犠牲が出てしまった
走ってA達のいる学校へ向かっていると、突然清春さんが立ち止まった
コ｢どうしたの清春姉ちゃん｣
清｢そんな……！Aちゃんが生き返ったんだ｣
降｢何！？それは本当か！？｣
清｢うん、ただし、サイト管理人としてだけど｣
降｢え…？｣
Aが、サイト管理人になった？
どうして…！
降｢A…！｣
あ｢待って降谷さん！危険だから此処で待っていて｣
降｢だがAが！｣
清｢Aちゃんはもう人間じゃないんです！
だから…此処にいて下さい、私達が何とかしますから
それに貴方達はAちゃんにとって大切な人
貴方達が死んだら彼女に怒られるから｣
コ｢安室さん…｣
降｢……分かった、Aを頼む｣
二人が頷き、再び走り出そうとした時だった
漆｢こんばんは〜れー君とコナン君｣
｢｢！！｣｣
漆｢君達にいい物を見せに来たんだ
おいで、Aたん｣
漆が手招きをし、校舎から姿を現したのは
コ｢！？嘘、だろ……！？｣
降｢A…？｣
色合いがなく他の管理人同様モノクロの身体だが、姿は変わらない、
紛れもないAだった
だが彼女の目は虚ろで、何処を見てるのか分からなかった
ただ、その目には何も映されていなかった
あれが魔法少女の成り果てなのか
漆｢ほんとビックリだよ〜
まさか他人を蘇生する為に自分の命を犠牲にするなんて
でもぉ、もう彼女は此方の仲間だ
れー君とコナン君は魔法少女でもないのに色々と知っちゃったから、
せめて彼女の手で始末しないと☆｣
清｢！二人共逃げて！｣
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風蘭doll(プロフ) - 加奈さん» ありがとうございます！ちゃんと良い話になってて良かったです(´；ω；｀) (2022年3月26日 23時) (
レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - うぅう…良い話じゃないですかぁあー！！！作者様は神様です…うぅ！！ (2022年3月26日 21時) (レス) @page50 id: ad050b8a40 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - ユリカさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！そうなんです、東方好きなのでレミリアの能力を参考にしました (2019年10月27日 22時) (レス) id: 4a60a0fd75 (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ - 面白かったです。いやぁまさかこんな展開になるとは、アニメ版を忠実に再現していて、ちょっとオリジナルも入ってるけど、面白くてコナン要素も入ってるもんなぁ魔法少女サイト好きだから嬉しいです！楽しませてくれてありがとうございました！ (2019年10月27日 14時) (レス) id: 9cb775ccf9 (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ - 東方のレミリアの能力かぁ、良いなぁ (2019年10月27日 12時) (レス) id: 9cb775ccf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風蘭doll | 作者ホームページ：http://flandoll'scollections
作成日時：2018年9月30日 16時
