今度は零さんがおかしい ページ36
ふかふかのベッドの感触と温かさで目を覚ました
なんかあったかいな…
それに…誰かに抱き締められている感じがするような…
そっと振り向くと目の前に零さんの顔があった
……ゑ??
ちょっと待ってこれどういう状況!?
ベタな恋愛モノでよくある展開そっくりなんだけど!
ていうか顔近い!
慌てて離れようとするが、零さんが私をしっかり抱き締めているので全然動けない
何で寝てるのにこんな力強いの?
とにかく今は離れたい
いくら私でもこれは恥ずかしい
ましてや零さんだと…
あれ?何で零さんだとこんな緊張してるんだろ
…よく分かんないや
降「……あまり暴れないでくれ」
『え?』
もしかして……最初から起きてた?
いやいやまさか、寝言かもしれない
降「おはよう、A
気分はすっきりしたか?」
バッチリ起きてました←
『うん、もう大丈夫
あの、零さん……その、恥ずかしいから離れて』
私がそう言うと、零さんは少し驚いたような顔をした
そしてそのまま顔を近づけてきて…
『ってちょっと!ねぇ聞いてた!?
零さんってば!!』
降「顔赤いぞ」
『あんたのせいだよ!』
逃げようとすればするほど接近してきて、
今の私は抱き締められているため、背中をめちゃくちゃ反っている状態だ
普通に腰痛い←
体勢的に限界が来て動かなくなった私の唇に
零さんはキスを落とした
『!?な、何して…!』
降「何ってキスだけど?」
『当たり前のように言わないで!
そういうのは好きな人にやるもんでしょ、
何で私に…』
人に散々様子がおかしいって言っときながら
今の零さんの方が百倍おかしいわ
今までいくら遊びでもこんな事はしなかった
降「まだ分からないのか?」
『…何が』
降「俺はお前が好きだからこんな事してるんだぞ」
『はいはい、そういうのは任務でやるハニトラだけにしとこうね
いい加減にしないと怒るよ?』
降「怒りたいのはこっちの方だ
いい加減俺の気持ちに気づいてくれ」
零さんは私の首に顔を埋めてきた
『零さん…?』
降「お前に俺がどう見えてるかは知らない
だけど、これだけは言わせてくれ
俺は一途な男だ、好きでもない女にこんな真似はしない」
『……そう。それとこれが何の関係があるの?』
降「はぁ…お前って頭良いんだか悪いんだか」
何かディスられたんだけど(怒)
降「お前一筋なんだよ、俺は」
……ん?これ告白?告白なの?
冷めてきた熱がまた顔に昇ってきた
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風蘭doll(プロフ) - 加奈さん» ありがとうございます!ちゃんと良い話になってて良かったです(´;ω;`) (2022年3月26日 23時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - うぅう…良い話じゃないですかぁあー!!!作者様は神様です…うぅ!! (2022年3月26日 21時) (レス) @page50 id: ad050b8a40 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - ユリカさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます!そうなんです、東方好きなのでレミリアの能力を参考にしました (2019年10月27日 22時) (レス) id: 4a60a0fd75 (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ - 面白かったです。いやぁまさかこんな展開になるとは、アニメ版を忠実に再現していて、ちょっとオリジナルも入ってるけど、面白くてコナン要素も入ってるもんなぁ魔法少女サイト好きだから嬉しいです!楽しませてくれてありがとうございました! (2019年10月27日 14時) (レス) id: 9cb775ccf9 (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ - 東方のレミリアの能力かぁ、良いなぁ (2019年10月27日 12時) (レス) id: 9cb775ccf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風蘭doll | 作者ホームページ:http://flandoll'scollections
作成日時:2018年9月30日 16時