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壊れる ページ27

ーコナンsideー


俺はあの日からAさんの言葉が頭に焼き付いて離れない


ー私は…復讐したいの、あいつらにー

ー貴方が何を言おうと私はあいつらを絶対殺すからー


そう言い放った彼女の表情は怒りと殺意に満ち溢れていた

だが、何処か遠くを見ているような瞳には悲しさも混じっているように見えた

俺はこの事を灰原に話した


哀「なるほど。つまり彼女は白だって事?」

コ「分からねぇ

Aさんは黒でも白でもない感じがするんだ」

哀「そう…

でもその話を聞いて思ったんだけど、

工藤君、少し彼女に気をかけた方が良いと思うわ」

コ「言われなくても充分かけてる」

哀「…だといいんだけど」


俯く灰原は曇った表情をしていた


コ「どうしたんだよ灰原」

哀「Aさん、大丈夫かしら」

コ「…え?」


どういう意味だ?


哀「多分彼女は他にも色々と隠してるんじゃないかしら

それこそ、誰にも言えないような大きな物を…」

コ「…まぁ、確かに俺もそう思うけどよ」

哀「それよりも問題は…

彼女から全てを聞き出して、受け入れてくれる人がいるのか。

これは単なる私の勘だけど…

このままだと彼女、壊れてしまうんじゃないかしら」

コ「!」


あの時、一瞬だけ見せた自嘲気味の悲しげな笑顔がフラッシュバックする


コ「悪りぃ灰原出掛けてくる!」

哀「…行ってらっしゃい」


俺は嫌な予感がして、阿笠邸を走り出た

灰原は大体察したのか、何も言わなかった

彼女に電話を掛けるが、出ない

くそっ…何処にいるんだよ!


安「あれ?コナン君、どうしたんだい

そんなに慌てて」

コ「!安室さん」


そうだ、安室さんなら何か知ってるかもしれない


コ「安室さん、Aさんが何処にいるか知らない?

さっき何度も電話したけど出なかったんだ!」

安「!?何だって?」


この反応は彼も知らないのか


安「一か八か…!」

コ「何処行くの?」

安「彼女の家さ

もしかしたらいるけど気づいてないだけかもしれない」


何故安室さんが彼女の家を知っているのか分からない

だが今その事を気にしている場合じゃない

俺は安室さんの車に乗り、彼女の家に向かった









『うっ…!やばい…』


さっきから心臓の痛みが激しく、呼吸がしづらい

まともに起き上がれない

そっと腕のライフポイントを見た

もうすぐ半分いっちゃうじゃん…

ちょっと使いすぎた…

ずっと携帯が鳴ってるけど苦しくて動けない

そんな中、インターホンが鳴った

焦り→←ギムレット2



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風蘭doll(プロフ) - 加奈さん» ありがとうございます!ちゃんと良い話になってて良かったです(´;ω;`) (2022年3月26日 23時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - うぅう…良い話じゃないですかぁあー!!!作者様は神様です…うぅ!! (2022年3月26日 21時) (レス) @page50 id: ad050b8a40 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - ユリカさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます!そうなんです、東方好きなのでレミリアの能力を参考にしました (2019年10月27日 22時) (レス) id: 4a60a0fd75 (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ - 面白かったです。いやぁまさかこんな展開になるとは、アニメ版を忠実に再現していて、ちょっとオリジナルも入ってるけど、面白くてコナン要素も入ってるもんなぁ魔法少女サイト好きだから嬉しいです!楽しませてくれてありがとうございました! (2019年10月27日 14時) (レス) id: 9cb775ccf9 (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ - 東方のレミリアの能力かぁ、良いなぁ (2019年10月27日 12時) (レス) id: 9cb775ccf9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風蘭doll | 作者ホームページ:http://flandoll'scollections  
作成日時:2018年9月30日 16時

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