1話・3 ページ4
「違うよ！」
思わず、「え？」と声に出てしまう。きれいごとかと思ったけど・・・・彼女は本心からこちらに訴えかけているのだろう。目は泳ぐことなく、まっすぐに、こちらを見つめてくる。
「馴れ合いじゃない！私、そんな気持ちで人と接しない！まだ会ったばかりだけど、ひみつちゃんとは友達だもん！」
＿＿本当に、何なのこの子・・・・？
最初とは違う意味でそう思った。
「友・・・・達・・・・」
考えてみれば、私のことを『友達』だといってくれた人なんて、今までいただろうか？
「うん！友達！」
彼女の笑顔がまぶしい。気がつけば、私は「しょうがないわねぇ・・・・」と言っていた。
＜SIDE・詩音＞
「やったぁ！それで、なに探すの？」
すると、ひみつちゃんは自分のペンダントを指し示す。陶器のごとく艶やかな光沢を持っている、薄い5つの白い花びらの真ん中に、球状の紫の水晶のようなものがついている、おしゃれな飾りのペンダントだ。
「これと色違いの魔晶石の・・・・」
と言いながら、ひみつちゃんは桜色の水晶みたいなもの＿＿魔晶石というらしい＿＿がついた、それを取り出す。
「このペンダントの適合者を探しているのよ」
「か・・・・！」
あ、地の文、死んだ。
「何これ！かっわいいいいいいいいい！！」
「そ、そう？ ・・・・嫌な予感が。」
「うん、可愛い！ねぇ、これ、適合者見つかるまでつけててもいい？」
「ほら来た・・・・。あなたねぇ、これは・・・・」
「！ ・・・・」
＿＿私、何やってるんだろう？何であんなこと言っちゃったの？
ひみつちゃんの戸惑う顔を見て、私は正気に戻る。
「ごめん・・・・だいじなもの、なのにね・・・・」
騙して悪いが(略)、地の文、すぐ生き返りました、はい。
・・・・言い訳がましくなるが、私は桜色のそれを見たとき感じたのだ。
＿＿これって・・・・運命だ・・・・！
心の底から湧きあがる、得体の知れない感動と興奮。どう表していいかわからなくて・・・・混乱して、決壊して、溢れたものが混ざり合って＿＿
口から出た言葉が「可愛い」だった。
兎も角、どうしよう。
完全に、ひみつちゃんを困らせてしまった。まだそんなに親しくないけど、『親しき仲にも礼儀あり』。友達宣言をしてしまったのに、私がこんなことじゃあ、泣けてきたり、ある意味笑えてきたり・・・・兎に角、マズイ。
心の中で反省してる私に、ひみつちゃんは、なんとこう言った。
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Olivia＜オリビア＞ - リルさん» 重ねてコメントでーす！ 広村伊智子だったり、みゆきだったりするOliviaです！ うぁぁ(感泣)、私(片方は私たち)の作品を見てくださり、ありがとうございます！ これからもよろしくお願いしまーす！ (2019年1月15日 21時) (
レス) id: c51ee3eadd (このIDを非表示/違反報告)
Olivia＜オリビア＞ - リルさん» ありがとうございまーす！やった！初感想だ！めっっっちゃうれしいです！これからも是非是非読んでくださいねー！ (2019年1月11日 21時) (レス) id: c51ee3eadd (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - リルさん» ありがとうございます！まだ書き始めたばかりなのにそんなことを言っていただけてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年1月11日 7時) (レス) id: 860d897ebb (このIDを非表示/違反報告)
リル(プロフ) - はじめまして！この作品凄く好きです！最初のプロローグの描写が私好みだったんでチェックしてたんですけど、第1話で夢主ちゃんでの性格が大好きになっちゃいました〜。応援してます！ (2019年1月10日 23時) (レス) id: 2e93d67cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショコラ＆Olivia x他1人 | 作成日時：2018年12月27日 7時
