2話．4 ページ11
｢、、、守れなかったの､私は。誰一人、守れなかった、、、｣
｢､､､ひみつちゃん､､､｣
私は､どうすることも出来なかった。目を伏せて､しゃっくりあげながら白露をこぼすひみつちゃんを､ただ見つめて､名前を呼ぶことしか出来なかった。
｢、、、ひみつちゃん､ごめん｣
｢え?｣
気付いたら私は､謝っていた。
｢辛かったよね､苦しかったよね。､､､なのにこんなこと､話させてごめん。泣かせて､ごめん｣
止まらず謝り続ける私を､ひみつちゃんは慌てたように遮った。
｢いっ、いいのよ!?私なら、大丈夫だから。いつかは話さなきゃいけなかったんだし。それに、私が勝手に､泣いちゃっただけなんだから。だ、だから、謝らないで!｣
目に涙をためて、必死に微笑もうとするひみつちゃん。その様子があまりにも痛々しくて､私はひみつちゃんに、手を伸ばしてしまう。
｢、、、、、、そんなのは、笑顔なんて呼べないよ、ひみつちゃん｣
ついさっきひみつちゃんがしてくれたみたいに、ひみつちゃんの手をぎゅっと握る。
｢、、、あっ!?え、えと、何を、して、、、｣
あわあわと顔を赤くするひみつちゃんの目をみて､私は言った。
｢頑張ったね、本当に頑張ったね。お疲れ様。、、、大丈夫､もう絶対に､大丈夫だから｣
そろりと手を伸ばして､ひみつちゃんの頭にのせる。そのまましばらくひみつちゃんを撫でていると､ひみつちゃんは不意にへにゃっと表情を崩した。ひきつった微笑みは消え､代わりに心からの安心の表情が浮かぶ。
｢〜っ!あ、ありが、と、、、。ちょっとだけ、安心した、かも｣
照れながらも､しっかりと目をあわせてくれるひみつちゃん。なんだかこっちまでくすぐったくなってしまった。
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Olivia＜オリビア＞ - リルさん» 重ねてコメントでーす！ 広村伊智子だったり、みゆきだったりするOliviaです！ うぁぁ(感泣)、私(片方は私たち)の作品を見てくださり、ありがとうございます！ これからもよろしくお願いしまーす！ (2019年1月15日 21時) (
レス) id: c51ee3eadd (このIDを非表示/違反報告)
Olivia＜オリビア＞ - リルさん» ありがとうございまーす！やった！初感想だ！めっっっちゃうれしいです！これからも是非是非読んでくださいねー！ (2019年1月11日 21時) (レス) id: c51ee3eadd (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - リルさん» ありがとうございます！まだ書き始めたばかりなのにそんなことを言っていただけてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年1月11日 7時) (レス) id: 860d897ebb (このIDを非表示/違反報告)
リル(プロフ) - はじめまして！この作品凄く好きです！最初のプロローグの描写が私好みだったんでチェックしてたんですけど、第1話で夢主ちゃんでの性格が大好きになっちゃいました〜。応援してます！ (2019年1月10日 23時) (レス) id: 2e93d67cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショコラ＆Olivia x他1人 | 作成日時：2018年12月27日 7時
