【合作】Magicae et somniorum【歌い手短編集】 (ページ1)

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姫様の婚約者【志麻】ページ1

今日はお城で18歳限定の舞踏会があるらしい

18歳限定ってなんやねんって最初は思った

けど知り合いのおじさんに聞いたら

≪魔法使いを姫様の婚約者に迎えたいから≫

ということ

それで俺は今18歳結婚できる年齢

しかも魔法使い…

「はぁ～」

「志麻くんは今日の舞踏会嫌なん？」

今話したのはセンラさん

センラさんも魔法使いの1人

「だって魔法使いがA様の婚約者になるんやろ？絶対俺らのどっちかやん」

「ええやん！A様お人形さんみたいで可愛いって有名やで？」

「俺はショートカットで生足の美人が好きなん！」

「えー。一目惚れしても知らんで？」

そんなんするはずないやんか

～～

「志麻くん行くでー」

「あいよー」

舞踏会の時間がやってきた…

ショートカットで生足の美人おるかなぁ

お城に入る

いかにも高そうな椅子に座ってる女の子

「うわ…やってもたかも」

想像以上の可愛さやった、ううん違う…

想像以上に綺麗やった

「志麻くんもしかして」

「センラさんの勝ちや」

「やっぱり」

やっぱりってなんやねん！

分かってたんか！

「魔法使いはいるかー！！」

そんな声が聞こえた

「ほら、志麻くん行くで？」

「え、行きたない」

「嘘ついたら捕まんのやから」

「行きます！！行かせていただきます！！」

A様の近くに来たのは

俺とセンラさんだけ

『あなた方が魔法使いですか？』

「はい。そうです。」

センラさんは凄いな～

「僕はセンラと申します。よろしくお願いしますね？姫様」

「俺は志麻…です。よろしく…お願いします」

やっぱり敬語難しいな！

『私はAです。タメ口でいいのでよろしくお願いします』

「ん、よろしゅう」

「よろしくな」

『じゃあ舞踏会楽しみましょ！』

結構、元気なお姫様やな

「「はい！」」

そこから俺たちは舞踏会を楽しんだ

舞踏会が終わり

王様、A様、センラ、俺が

別室に集まった

「それで…。A、決めたか？」

『はい。決めました』

センラさんやったら姫のA様に

ぴったりやけど

やっぱり選ばれるのは俺がいい

『私は志麻さんにします』

「え？俺？」

『はい！志麻さんです！』

じゃあセンラさんは…？

「志麻くん！よかったな！」

「センラさん…」

『そこでですね、実は…』

実は…？