26話 薬研side ページ40
薬｢というわけで旦那、しばらくよろしくな?｣
葵｢あ、うん。よろしく｣
石｢私までいると、少し部屋が狭くなってしまうかな?｣
今晩からしばらく、主命という形で青江の部屋で過ごすことになった。
主命は、『青江の様子を見る』というものだった。大将に青江のことが心配だと伝えたのは自分だから、前から青江と仲が良かった石切丸と一緒に役目をかってでた。
当の本人は全く他の事を考えているようで、三日月に関する発言はなかった。
葵｢そんなことないよ。一人で寝るのは、少し寂しかったから…｣
石｢──やはり、数珠丸さんと隔離する必要はないな…(ﾎﾞｿｯ)｣
薬｢だな。次から数珠丸には戻ってきてもらうか｣
葵｢ん?じゅじゅま…ん?｣
薬｢分かるぞ旦那。言いにくいよな｣
いけねぇ。噛んだ旦那可愛すぎねぇか？←
石｢さっきまで、誰か来てたのかい?｣
葵｢うん。宗三と小夜が、柿をもってきてくれたんだ｣
左文字兄弟のことを話す旦那の顔は、些か明るく見えた。
左文字兄弟は他と違ってよそよそしくないこと、寝間着が脱げそうになったこと、小夜助が無理していたこと…。
俺らに話しては笑ったり、喜んだり、心配したり。───とても三日月のことは聞けなかった。石切丸も同じことを思ったのか、あまり浮かない顔をしていた。
葵｢あと…三日月のことなんだけど、｣
薬・石｢え｣
まさか青江から話すなんて思わなかった。二人揃って間抜けな声が出た。
葵｢小夜や脇差たちに稽古をつけて貰おうと思ってて、感覚をつかみたいんだ。小夜と一緒に強くなって、前線に立とうって約束したんだ。早く小夜に追い付いて、前線に出て、三日月に刀剣男士として認めて貰って、それで──｣
声は弾んでいた。顔も、笑顔を保っていた。ただ、知っている癖がそこにあった。
俺は青江の初陣に、同じ部隊に入った。普段は戦場に怯える様子を感じさせない青江だったが、重症を負い、膝をついたときに、死に近づく感覚に怯えたのだろうか、胸に当てた右掌が震えていた。
それからその仕草は俺の中で、青江が恐怖を感じたときのものだと定着した。
そして今、青江の胸に当てた右掌は小刻みに震えていた。
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いろは(プロフ) - 湖@清光可愛い！！！さん» コメントありがとうございます!テストすっげー嫌です;;スマホの生死がかかってるので←、頑張ります!ホントにこれ以上成績下がるとやヴぁいです。青江に応援されてることだし、お互いに頑張りましょう！ (2017年11月12日 16時) (
レス) id: 003408b9e2 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い！！！ - 私もテストが！テスト嫌ですよね………。期末と中間何て！って思いませんか？あの((青江「もうその話良いからね？頑張ってね？あ、更新の事だよ？応援してるよ。ふふっ」ありがと！青江！更新頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月11日 20時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - りんれんさん» コメントありがとうございます！｢楽しみ｣ってコメントを貰えると、頑張れます。次から『七文字いろは』のアカウントでこれの続きを投稿したいなと思っています。11月4日以降に、もし続きを読んでくださるなら探してみて下さいね！ (2017年11月1日 6時) (レス) id: 003408b9e2 (このIDを非表示/違反報告)
りんれん(プロフ) - とっても、とっても面白いです！(≧∇≦)続き楽しみ (2017年10月25日 20時) (レス) id: 410be00c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは | 作成日時：2017年8月19日 2時
