Six ページ7
翌日、ヒーロー基礎学での戦闘訓練。
担当はオールマイトで、授業内容は鬼ごっこ。
「「「「鬼ごっこ！？！？」」」」
A組の声が見事に重なる。
オールマイトがHAHAHAと笑うも、「なんだよ鬼ごっこって！」「レクリエーション？」と疑念の声は絶えない。
Aはタナトスの頭を撫でつつ「オニゴッコ、って…本で見たアレかなぁ」と呟いていた。友達のいなかったAは、鬼ごっこも未経験だった。
「ヒーローたるもの、敵を発見するスキル、そして時には逃げるスキルも重要となるからな！ 鬼役はくじで決めたぞ！」
鬼役、【神楽・瀬呂】
「鬼って二人だけなのか！」
「俺か〜〜」
「瀬呂、よろしくね」
「まあ決まったもんはしょうがないか……おう、頑張ろうな！」
捕縛なら得意分野だ、と息巻く瀬呂。
「鬼役は全員に触れたら勝ち、逃げる側は一人でも逃げ切れば勝ちだ！ 個性の使用もOK！ いいな？」
「「「はい！」」」
「タナ、ここで待ってて」
Aがタナトスをオールマイトの横に移動させると、オールマイトがカウントダウンを始め、逃げる側が一斉に散らばった。
ここはグラウンドγ。工場のような地形が多く、逃げ隠れするには打って付けの場所。
瀬呂が「無理ゲーじゃねえか…」と思わず弱音を零した。
「3、2、1……スタート！！」
(_______見っけ)
「よし、行くぞ！ ……って______え？」
「「「うわぁああ！？！？」」」
逃げる側の大半が、宙に浮き、瀬呂の方へと舞い戻される。
くい、くい、と操作するように指を動かしているAが、不意に後ろを向き、瀬呂を見て首を傾げた。
「_____瀬呂？ テープ巻かなくていいの？」
「えっ……あ、お、おう！ 悪ぃな！」
瀬呂がテープを巻こうとすると、芦戸や上鳴が個性を使って反撃_____
「あ、だめ、"使わないで"」
______ピタ、と2人の個性が止まる。
「なんっだこれ…！！ 個性、出ねぇ…！？」
「タナが驚いちゃうから…」
「俺の心配じゃないんかい！！」
思わず瀬呂が突っ込む。タナトスはバサッと飛び立ち、上空へと避難して行った。
初手で捕まえられなかった数人_____爆豪、轟、常闇、蛙吹、緑谷、八百万、峰田。
それをAはもう一度"視て"、瞬時に見つけ、"移動"した。
「うぉっ！？」
「っと！」
ポンッとAが峰田に触れると、峰田が瀬呂の元までワープさせられた。
______残りあと6人。
開始から、まだ45秒。
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Re:(プロフ) - 小哥さん» コメントありがとうございます！ そうです！！どうしてその名を選んだのかは本編でいつか明かされたり…。自分のイメージを上手く伝えられているようで安心しております！更新頑張ります、ありがとうございます！ (2019年6月3日 16時) (
レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - 狐猫音。さん» コメントありがとうございます！ 楽しんで頂けているようで嬉しい限りです…！更新頑張りますね！ありがとうございます！ (2019年6月3日 16時) (レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
小哥 - 初めまして！タナトスって死の神様ですよね?主人公君を想像してアルビノ?のタナを肩に乗せた姿を想像したら美しいですよね〜更新頑張って下さい!! (2019年6月3日 14時) (レス) id: 559080d220 (このIDを非表示/違反報告)
狐猫音。(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2019年6月3日 13時) (レス) id: 9489b2e2a3 (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - のりたまさん» コメントありがとうございます！ 好いてもらえて嬉しいです！ 私もちゅきです！！ (2019年6月3日 0時) (レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Re: x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2019年6月1日 18時
