Twenty-eight ページ29
ここより先、原作のネタバレを含みます
文化祭前辺りからです
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_______それから二日間、特に何事もなく、Aは普通に雄英での生活を送った。
マントマンの個性は一向に何の効果も出ない。逆に帰国したフリは効果を出し、三日間一度もAを狙った敵襲は無かった。
現在は授業中____教師・エクトプラズムが黒板に数式を書く。
「アマリ美シイ問イデハナイガ…コノ定積分ヲ計算セヨ。正解ノワカル者ハ挙手ヲ」
(_______107／28)
見た瞬間に答えを思い浮かべるA。が、挙手はしない。
(エクトプラズム先生、たまに趣味に走るよなァ…)
「うェからねー……」
「……」
(学年１位の八百万が止まるか…これは闇の問い掛けだ)
考えるのを諦める者が大半な中、緑谷の席からガリガリガリとペンを走らせる音が聞こえる。同時に、ブツブツと何かを言う緑谷の声も。
(誰も挙げなかったら挙げよう…)
そう思いつつ、Aは緑谷や八百万に「頑張れー」と念じた。Aは全智全能だから、この手の問題は朝飯前なのだ。
いつかの授業ではポンポン挙手して解答していたのだが、それじゃ他のみんなの勉強にならないからと先生と相談し遠慮するようになった。
バッと緑谷が手を挙げ、その直後に八百万も手を挙げた。
「107／14です！！」
「不正解！ 八百万！」
「107／28ですわ！」
「正解！ デハ次ノページヘ…」
八百万が正答し、Aがホッとする。峰田が緑谷に「惜しかったな！ 計算ミス？」と聞くと、緑谷は悔しそうに唸っていた。
(……"人間"って…どんな感じなんだろう)
ふと、Aが思う。Aはどんな問題でもスラスラ解けてしまう。これは個性ゆえの"体質"だ。だから、わからない問題は____それこそ生体に関することくらい。
「……いいなぁ」
悔しそうにしている緑谷を見ていたら、無意識にそう呟いてしまい、ハッとなって口元に手を当てた。
(…………"人間"、か)
もし自分の個性が消えたら……なんて考えて、頭を横に振る。仮にもヒーロー志望がそんなこと考えちゃダメだ、と思ったのだ。
(________……？)
なんだか少しモヤっとしたものを感じ、Aは手で軽く胸元を抑えた。
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Re:(プロフ) - 小哥さん» コメントありがとうございます！ そうです！！どうしてその名を選んだのかは本編でいつか明かされたり…。自分のイメージを上手く伝えられているようで安心しております！更新頑張ります、ありがとうございます！ (2019年6月3日 16時) (
レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - 狐猫音。さん» コメントありがとうございます！ 楽しんで頂けているようで嬉しい限りです…！更新頑張りますね！ありがとうございます！ (2019年6月3日 16時) (レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
小哥 - 初めまして！タナトスって死の神様ですよね?主人公君を想像してアルビノ?のタナを肩に乗せた姿を想像したら美しいですよね〜更新頑張って下さい!! (2019年6月3日 14時) (レス) id: 559080d220 (このIDを非表示/違反報告)
狐猫音。(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2019年6月3日 13時) (レス) id: 9489b2e2a3 (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - のりたまさん» コメントありがとうございます！ 好いてもらえて嬉しいです！ 私もちゅきです！！ (2019年6月3日 0時) (レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Re: x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2019年6月1日 18時
