Twenty ページ21
「爆豪、爆豪」
SHRが終わり、Aは相澤と共に病院へ戻るのだが_____その前に、爆豪の元へと駆け寄って、その袖を引いて呼び止めた。
「あ"？ ンだよ」
「昨日、ありがとう。あと、ごめん…今日、訓練出られないんだ……」
昨日、爆豪に「訓練に出なかったらただじゃおかない」と言われていたAがしゅんとして、「あとTシャツも…血塗れに……ごめん」と謝る。
「あぁ……別にええわ。さっさと"全快して"かかってこいや」
「え」
ドキ、とする。実はまだ熱は37度で、完全に下がったわけじゃなかった。爆豪は何故かそれを目ざとく見抜いていたようで、Aは少し驚いた。
(……"神様"みたい、爆豪って)
勘が良いだけだが、Aは自分の個性に近いものを感じて、爆豪に感心した目を向けていた。
「おお…？ なんか爆豪、神楽と仲良くなってんじゃん！」
「違ェわ！どこをどう見たらそうなんだ！！」
「神楽ぁ、爆豪はやめとけ、爆豪は」
「テメェそれどういう意味だしょうゆ顔！！！」
実際、Aは爆豪に懐いていた。"次"を当然のように求めてきたり、おぶってもらったり、
Tシャツを貸してもらったり、タナトスがA以外で唯一警戒していなかったりで、Aの中で爆豪の信頼度は高い。
「どうして？ 爆豪とっても優しいよ」
「！？」
緑谷が驚いた顔で振り返る。緑谷の立場からすれば順当な反応である。
他のメンバーも、爆豪が…？ ナイナイ、という顔をしていた。爆豪が「ンだその顔はァ"！！」と怒号を飛ばす。
「神楽、さっさと行くぞ」
「あ、はーい！ じゃあ僕、行ってくるね」
「お、おう、気を付けてな」
「うん！ 行こう、タナ」
天井近くで飛んでいたタナトスを呼び戻して肩に乗せ、Aが相澤を追いかける。切島がぎこちなく見送り______
「_____……爆豪、お前、アイツ逃したら次ねえぞ」
「あ"？」
「爆豪が人に懐かれてるトコ、初めて見た……」
「やっぱ神様だから怖いもの知らずなのかな…」
「爆豪、よかったな」
「おめでとう、爆豪くん！」
「てっめェらァ"ア"……！！」
馬鹿にしてんじゃねえ！！と手のひらを爆破させてキレる爆豪。なんとも騒々しい。
「まとめてぶっ殺したるわ表出ろや！！！！」
「まあまあ、落ち着けよ爆豪！！」
「最初煽ったんテメェだろがァ"ア"！！？」
「爆豪、怒ると寿命が縮まるぞ」
「るっせェ喋ってんじゃねえ半分野郎！！！！」
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Re:(プロフ) - 小哥さん» コメントありがとうございます！ そうです！！どうしてその名を選んだのかは本編でいつか明かされたり…。自分のイメージを上手く伝えられているようで安心しております！更新頑張ります、ありがとうございます！ (2019年6月3日 16時) (
レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - 狐猫音。さん» コメントありがとうございます！ 楽しんで頂けているようで嬉しい限りです…！更新頑張りますね！ありがとうございます！ (2019年6月3日 16時) (レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
小哥 - 初めまして！タナトスって死の神様ですよね?主人公君を想像してアルビノ?のタナを肩に乗せた姿を想像したら美しいですよね〜更新頑張って下さい!! (2019年6月3日 14時) (レス) id: 559080d220 (このIDを非表示/違反報告)
狐猫音。(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2019年6月3日 13時) (レス) id: 9489b2e2a3 (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - のりたまさん» コメントありがとうございます！ 好いてもらえて嬉しいです！ 私もちゅきです！！ (2019年6月3日 0時) (レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Re: x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2019年6月1日 18時
