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爆豪の背中で眠るA。その周りをうろうろと心配そうに飛ぶタナトス。
「ッ……ダァア！！！！ 鬱陶しいなクソ鳥がァ！！！！」
それに痺れを切らし、爆豪が怒鳴る。タナトスはビクッと揺れ、怪訝そうに爆豪を見た。
タナトスは鳴かない。何故かは知らないが、Aですらタナトスが鳴くところを見たことは無い。
「テメェこれでも持ってろ！！」
そう言って爆豪がタナトスにAの鞄を投げると、タナトスは器用にそれをキャッチし、また爆豪(A)を追尾する。
「ケッ」
爆豪の人相はとてもじゃないが病人を背負っている人間のものではない。不機嫌度MAXである。
これだけ爆豪が怒鳴っているというのに、Aは依然として眠っていた。相当疲れているせいだろう。
______ガサッ
「……______？」
(何だ、今の音)
明らかに、何かが動いた音。向こうの茂みから聞こえた。
(…敵か？ ここらに一般人が通るわけねえ)
爆豪が警戒する。そういえば、と2週間前に聞いた相澤の話を思い出す。
『転入生だが……個性の強大さゆえ、イギリスで"国宝級"の扱いを受けている者だ。こちらとしても警備を強める方針だが、登下校時に狙ってくる者が現れてもおかしくは無い』
くれぐれも注意するように、と。
確かに昨日から、雄英の警備は人数の増加だけでなく設備も強化され、手の空いているプロヒーローも配備され、万全を期している。
その警備をくぐってまで、学校から寮までのこの道に潜んでいるということは_____十中八九敵だろう。
______ガバッと、背後の木から男が飛び降り、Aに迫った。
ドゴォンッ！！！
「______ただでさえ気ィ立ってんだ……手間かけさせんな、クソモブがよォ……」
「ひぃっ」
振り向き、容赦無く爆破。そして間を与えず、片手で地面に叩きつけ、乗り、顔面を掴んで制圧。完膚なきまでに、爆豪が男を圧倒した。
Aは少しずり落ちそうになっていたが、起きてはいない。
「_____おい！ 何だ今の爆発音は……って、それ敵か！？」
「あ？ ……ああ」
ほらよ、とでも言うように爆豪が駆けつけた警備のプロヒーローに男を引き渡す。
そのまま何食わぬ顔で寮へ帰る爆豪。「怪我は無いのか！？」等というプロヒーローの言葉もガン無視だった。
(クソめんどくせえ)
チッと舌打ちする爆豪______主を守ってくれた人間を、タナトスはもう怪訝そうな目で見ず、追いかけた。
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Re:(プロフ) - 小哥さん» コメントありがとうございます！ そうです！！どうしてその名を選んだのかは本編でいつか明かされたり…。自分のイメージを上手く伝えられているようで安心しております！更新頑張ります、ありがとうございます！ (2019年6月3日 16時) (
レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - 狐猫音。さん» コメントありがとうございます！ 楽しんで頂けているようで嬉しい限りです…！更新頑張りますね！ありがとうございます！ (2019年6月3日 16時) (レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
小哥 - 初めまして！タナトスって死の神様ですよね?主人公君を想像してアルビノ?のタナを肩に乗せた姿を想像したら美しいですよね〜更新頑張って下さい!! (2019年6月3日 14時) (レス) id: 559080d220 (このIDを非表示/違反報告)
狐猫音。(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2019年6月3日 13時) (レス) id: 9489b2e2a3 (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - のりたまさん» コメントありがとうございます！ 好いてもらえて嬉しいです！ 私もちゅきです！！ (2019年6月3日 0時) (レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Re: x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2019年6月1日 18時
