検索窓
今日:4 hit、昨日:5 hit、合計:15,231 hit

かまってちょーだい!!〈4〉 ページ5

「天月く〜ん、起きてよ! ボク、すっごい暇なんだけど〜」


あれからどれぐらい時間たったのかな?
多分、1時間はたったかな。


Aちゃんがお家を出てから今までボクは1人で遊んでたの。
天月くんを起こしちゃうのはよくないかな〜って。
だって、幸せそうにムニャムニャ寝てる天月くん、なんか可愛くてね!

だから1人で遊んでたの。
でもいつもは天月くんと遊んでるから楽しいんだけど、今天月くん寝てるから、ボク途中で飽きちゃって……。


むぅ、天月くん起きてよ〜!!


ボクがどれだけ ほっぺを膨らませたって、バタバタ手で床を叩いても、よく寝る天月くんは起きるはずがないんだ。

いっつもボクをひとりぼっちにさせるの、ひどいよ天月くん!
ボクも天月くんと一緒に寝ればよかったのかなぁ?


そう思うと視界が(にじ)んできた。


ダメだよ、泣いちゃダメなのに。
Aちゃんとお約束したもん!
「天月くんをよろしくね」って!
だから、ボクがしっかりしなきゃ。
天月くんが起きたとき、ボクが泣いてたら天月くん驚いちゃう。

ボクはそうやって心の中で戦ってたら、涙が引いてきた。
よかったあ……!
天月くんが起きる前に直ってよかったなあ!



「ん〜? あれぇ、まふくん??」


天月くんのぽっぺをつんつんしたり、手をにぎにぎしたりして遊んでたら、天月くんが片方の手で目を擦りながらモソモソと起きたの!



「あ、天月くん!! そうだよ! ボク、まふまふだよ!!」


虚ろな目で天月くんはボクを見た。

天月くんははてなマークが頭の上に見えそうなぐらい、頭が働いてないようなお顔してる。

実際は頭働いてないんだろうなあ……。

ムニャムニャしてる天月くんはボクを確かめるように言ったの。
ボクは嬉しくなって元気よく言ったんだ。

かまってちょーだい!!〈5〉→←かまってちょーだい!!〈3〉


ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
62人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:萌月 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年12月26日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。