かまってちょーだい!!〈4〉 ページ5
「天月く〜ん、起きてよ! ボク、すっごい暇なんだけど〜」
あれからどれぐらい時間たったのかな?
多分、1時間はたったかな。
Aちゃんがお家を出てから今までボクは1人で遊んでたの。
天月くんを起こしちゃうのはよくないかな〜って。
だって、幸せそうにムニャムニャ寝てる天月くん、なんか可愛くてね!
だから1人で遊んでたの。
でもいつもは天月くんと遊んでるから楽しいんだけど、今天月くん寝てるから、ボク途中で飽きちゃって……。
むぅ、天月くん起きてよ〜!!
ボクがどれだけ ほっぺを膨らませたって、バタバタ手で床を叩いても、よく寝る天月くんは起きるはずがないんだ。
いっつもボクをひとりぼっちにさせるの、ひどいよ天月くん!
ボクも天月くんと一緒に寝ればよかったのかなぁ?
そう思うと視界が
ダメだよ、泣いちゃダメなのに。
Aちゃんとお約束したもん!
「天月くんをよろしくね」って!
だから、ボクがしっかりしなきゃ。
天月くんが起きたとき、ボクが泣いてたら天月くん驚いちゃう。
ボクはそうやって心の中で戦ってたら、涙が引いてきた。
よかったあ……!
天月くんが起きる前に直ってよかったなあ!
「ん〜? あれぇ、まふくん??」
天月くんのぽっぺをつんつんしたり、手をにぎにぎしたりして遊んでたら、天月くんが片方の手で目を擦りながらモソモソと起きたの!
「あ、天月くん!! そうだよ! ボク、まふまふだよ!!」
虚ろな目で天月くんはボクを見た。
天月くんははてなマークが頭の上に見えそうなぐらい、頭が働いてないようなお顔してる。
実際は頭働いてないんだろうなあ……。
ムニャムニャしてる天月くんはボクを確かめるように言ったの。
ボクは嬉しくなって元気よく言ったんだ。
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