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かまってちょーだい!!〈２〉 ページ3
「ねぇ、まふくん…… お腹すいたぁ」
あれから1時間後ぐらい経ったかな。
まだ目を腫らして涙を流している天月くんが正宗のぬいぐるみを横に置いて、お腹を擦りながらボソッと口を尖らせながら言ったんだ。
「そうだね…… あ、そうだった！ Aちゃんがお昼ごはんを作ってくれてたんだ!!」
ボクも天月くんみたいに大きいまふてるのぬいぐるみを横に置いて、パッと立ち上がて、テーブルを見る。
そこにはボクたちが大好きなオムライスが2つ並んでいた。
＊
朝、ボクと天月くんを起こしてくれたAちゃん。
ボクも天月くんも目を擦りながらAちゃんが作ってくれた朝ごはんをウトウトしながら食べてたっけな。
ごちそうさましてないのに、天月くんは眠たさのあまりスプーンを持ちながら寝てしまって、Aちゃんは困ったような顔をして天月くんを抱きかかえて、ソファーに移動させたの。
｢まふくん、ちょっとごめんね｣ってボクに言ってスリッパをパタパタさせて、お部屋を出る。
ちょっとしたら、タオルケットを持ったAちゃんがボクのいるお部屋に戻ってきて、ソファーでスヤスヤと寝ている天月くんにそのタオルケットを掛けたんだ。
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