【ONE PIECE】Ⅰ (ページ12)

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カイトを見るとケムリが出ていて、

カイトが倒れた。

『っえ⁉カイト!カイトー⁉』

おでこに手を当ててみると

『暑っ⁉どうした⁉なんの病気⁉』

？「病じゃねぇよい。絶対に」

『⁉』

サッとカイトを担ぎながら攻撃体制に入る。

？「敵意はねぇよい」

と言い、両手をあげる様にした。

『白ひげ海賊団…一番隊隊長…マルコ』

ご丁寧にどうも…と言って、

近寄って来る。

『何の様だ。』

私が冷たい視線を送ると、

急に止まった。

マルコ「いや、バカップルがいたら次の島まで
送ってやろうかと思ったが…』

大物が釣れたよい。

と最後の言葉には、覇気が込められていた。

海軍にでも持っていくか？

と聞いてみた。

マルコ「親父が調べてこいだとさ…」

『そぅ…白ひげが…』

私は考えた。

カイトに頼んで飛んでもらうのが策だが、

カイトは、気絶…

私達はもともと船が無い。

だったら白ひげを…いや、リスクが高すぎる

だったら…この状況を奪還する方法は…

ない…のか？

考えろ考えるんだ…

マルコ「…。俺たちの船に来いよい」

『へっ⁉』

マルコ「普通なら、船に乗って逃げる。

だが、お前がそうしないのは

船が無いからだろ？噂は聞いている。

船を持たない海賊だってよ…。

そして、今お前が担いでる男は

羽が生えている。ということは、そいつに

飛んでもらって旅してるんじゃ無いのかよい」

私は驚いた。

私が悩んでいる。その数秒だけで、

考えを読まれたのだ。

マルコ「図星かよい？」

『っ⁉』

私は焦る。こいつを信じて白ひげの船に

乗っても、騙されていただけで

抵抗しても、力でねじ伏せて

仲間という檻に閉じ込められるのでは無いか？

海賊というのは所詮そんなもんだ。

だが…

『わかった。案内しろ』

こうするしか方法が無い。