79.しちゃダメだもん… ページ33
そしてそのまま、サボくんは私たちのことを綺麗さっぱり忘れてしまった。
＿＿＿＿＿＿
コアラ「Aちゃぁーん！！！サボくんが目を覚ましたよ！！！」
総長が倒れて3日目、珍しく真面目に仕事をこなした私の元に走ってきたのは息をきらしたコアラさんだった。
コアラ「早く行こ！」
「ぁ…」
会いたい、会いたい。
たとえ、私のことを覚えていなくてもいい。
それでも、私はサボくんのことが好き。
幼い頃、記憶を無くした総長に私が言った言葉だった。
コアラ「あれ、Aちゃん泣いてる？まだサボくんに会ってないのに！」
「な、泣いでばぜんっ！！」
大事なことを教えてくれたのはあなただから。
ほんとにほんとに、大事な人だから。
バンッ！！
「そ、そうちょ…」
今くらい、大声で泣いたっていいよね。
＿＿＿＿
私が大泣きして、つられるようにコアラさんも泣き出して。
革命軍をやめるのか、というコアラさんの問に対して総長は首をふった。
どうやら総長は、記憶を取り戻したらしい。
…でも。
サボ「お前も悪かったな、心配かけた」
優しく頭を撫ぜてくる総長の口から、私の名前が出ることはなかった。
…私のことは、覚えてないんだ。
「へ、へ〜んだ。別にいいもんね〜、総長が起きてくれればそれでいいんだもん。覚えていて欲しかったなんて、贅沢…しちゃダメだもん…」
なのに、なんでかな？
涙が溢れて止まらないんだ。
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ゆいこ(プロフ) - 愛ちゃんさん» そう言ってもらえて嬉しいです！！頑張ります、ありがとうございます！！！ (2017年3月13日 22時) (
レス) id: 419c5d3c0e (このIDを非表示/違反報告)
愛ちゃん(プロフ) - 見ました！うわぁぁ！ちっちゃい頃から好きとか……！わたしも夢主ちゃんになりたぁい！あ、心の声を漏らしてしまいましたw 更新待ってます！ (2017年3月13日 20時) (レス) id: f89d7fc534 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいこ(プロフ) - 愛ちゃんさん» ありがとうございます！ (2016年12月27日 11時) (レス) id: 419c5d3c0e (このIDを非表示/違反報告)
愛ちゃん(プロフ) - ゆいこさん» 見ましたー！楽しみだけど、これからサボ、どうなっちゃうのかなー、ドキドキです！！続き更新頑張ってください！ (2016年12月26日 11時) (レス) id: f89d7fc534 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいこ(プロフ) - アイナさん» 更新遅くてすみません…大好きって言ってもらえて嬉しいです！ありがとうございます！ (2016年12月22日 14時) (レス) id: 419c5d3c0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいこ | 作成日時：2016年11月3日 21時
