片想いよ、実れ。 Takumi.K ページ10
今日はクリスマス。
特に予定もなく家でゴロゴロとしようとしていた私にかかってきた一本の電話。
誰かから誘われる…なんてことはなくバイト先の店長から今日シフト入ってないけれど来てくれないかというお願いだった。
生憎彼氏とデートなんてことはないし、友達はみんな予定が入っているらしくバイトに行くことになった。
そして、みっちり働いてへとへとになった頃にはすっかり夜になっていた。
店長「今日は本当にごめんね。彼氏とか大丈夫？」
『全然居ないんで大丈夫ですよ。』
私のバイト先はカフェ。
今日はクリスマスということもあり沢山のカップルがここに訪れていた。
店長「これ、今日の残りのケーキ入れてあるから食べてね。」
『ありがとうございます！』
箱の中身を見てみると親切にも二切れのケーキが入っていた。
さっき彼氏居ないって言ったのに。
一人で寂しく2つとも食べようか。
帰る準備もできたしそろそろ家に帰ろう。
久しぶりにお酒でも飲もうか。
そんな事を考えながら店長に挨拶をして店を出ると、一人の男の人が立っていた。
『どうしました…、って拓実か。』
拓実「遅い。」
拓実、というのは私の幼馴染。
別にお迎えも頼んでないし最近話してもないのになんでここにいるんだろう。
『なんでいるの？』
拓実「Aのこと迎えに来た。」
『別に大丈夫だよ。いつも一人で帰ってるし。』
拓実にもきっと彼女くらいいるだろうし、こんなところで変に揉めたくないし。
拓実「せっかく迎えに来たんやから、一緒に帰ろうや。」
『初めて出来た彼女に"幼馴染との距離が近くて嫌"って言われて別れたの誰だっけ？』
拓実「いつの話やねん。ていうか俺今彼女おらんし。」
『私寄るとこあるから先帰ってよ。』
拓実「俺もついてく。」
いつもはあっさりと引き下がる拓実だけれど、今日は中々にしつこい。
『彼氏と待ち合わせしてるから、帰って。』
拓実「お前彼氏おらんやろ。」
『知らないくせに。』
拓実「お前の友達から聞いたもん。」
せっかく追い払おうと思ったのに。
友達め、恨んでやるからな。
『ていうか、何でそんなこと聞いてんの？』
拓実「た、たまたま聞こえてきただけや！」
急に焦りだす拓実。
変なの。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 369人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Macaron.。(プロフ) - いかだべーすけさん» 返信遅くなってしまいすみません💦リクエスト、了解しました。ただもう少し時間が欲しいです🙏落ち着いたらゆっくり書きたいと思います。絶対に書くので待って頂けたら嬉しいです！ (2月29日 14時) (
レス) id: f46e7c8f5b (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - リクエスト失礼ます！蓮くんのお話続くのはちょっと､､という場合は後からでも良いのですが、年上幼馴染の蓮くんが自分のことが好きというお話が見たいです！よろしくお願いします🙏 (1月28日 20時) (レス) @page29 id: fb4d5611fc (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - はじめまして！お話読ませていただいています！純拓&箱推しJAMです♡どのメンバーのお話もすごく好きなのですが、特に蓮くんのお話、瑠姫くんのお話が大好きです！これからも更新楽しみにしています！ (1月28日 20時) (レス) @page29 id: fb4d5611fc (このIDを非表示/違反報告)
Macaron.。(プロフ) - ♡⃛Rion🧸✨️✨さん» コメントありがとうございます❤️これからも更新頑張ります💪 (1月16日 18時) (レス) id: 0435f914bf (このIDを非表示/違反報告)
♡⃛Rion🧸✨️✨ - JAMでジャニヲタ！同じです笑コメントこれだけですみません🙇♀️毎回楽しみです！Aぇ! groupの福本くんの件は関ジュオタとしては泣いちゃう案件です😭とにかく大好きです！ (1月15日 18時) (レス) @page14 id: 87414d0446 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Macaron.。 | 作成日時：2023年12月23日 15時
