Running to you (ページ7)

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純喜「ふは。もう早速敬語やん。」

ニコニコと笑う河野くん。

A「人見知りなんで…。でも、なんか河野くんは大丈夫な気がしま…する。」

つい敬語で話そうとしてしまって、変な日本語になる。

そんな私を見て河野くんは笑うだけ。

…河野くんは、他のみんなと何かが違う。

いつもクラスの人達だったらいつまでたっても敬語で話してしまう私を見て呆れたり"硬い"や"冷たい"と噂されてきた。

でも、河野くんはそんな私を見て呆れることもなく、怒ることもなかった。

優しい人なんだろうけど、それだけじゃない気がする。

でも、よくわからない。

河野くんが笑ってくれたおかげで、気まずい空気は和やかな空気に変わりその後も普通に話すことが出来た。

友達や弟以外の人とこんなに話すのって、久しぶりかもしれない。

案外楽しいな。

なんて思いながら、河野くんの隣を歩く。

もう少しきちんとしたお礼がしたかったんだけど、お礼の品はジュースになった。

河野くんが選んだのは、私も好きなミルクティー。

ミルクティーとか飲むんだ、意外だな…なんて思いながらボタンを押す。

それを河野くんに渡すと、なんか緊張してる…？

さっきまでニコニコ笑ってた河野くんの表情が硬い気がした。

純喜「それとさ、もう一個お願いがあるんやけど…。」

A「何？叶えられないかもだけど。」

どんなお願いだろう？もしかしてもう話すなとか？

不安になりながらも聞き返す。

河野くんのお願いはまさかの"友達になって欲しい"とのことだった。

こんなに真剣に友だちになって欲しいと言われるなんて初めてだ。

というか、普通はこんな事言わないだろう。

もしかして、私が友達いないとか言ったことを気にして優しさで言ってくれてるのかな？

でも、河野くんの表情を見た感じからするとおそらく本気だろう。

この短時間でもわかるくらい河野くんは優しくていい人だ。

もっと、河野くんと仲良くなりたいしこれを機に色々な人と話せるようになりたい。

色々迷ったけど、決めた。

友結「はい。私も河野くんと友達になりたい。」

🌱今、JO1の短編集書こうかめっちゃ悩んでます。
　書きたいんですけど、時間が…ね。
　もしかしたら明日ぐらいまでにはできてるかもです。