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第45話 指輪の石
中間side
丸一日の間、俺たちは横山さんの救出に成功するも、
王子が傷の治療の為に飲んだ水でここから抜け出せなくなったりと、布陣は一進一退。
それに、重岡は横山さんともフックともギクシャクして……
中間「団結もクソもあるか。」
今日も途方に暮れるのやった。
ｻﾞﾊﾟｰｰｰｰﾝ
濱田「これはもしや？」
ついに帰ってきた。
平野「女王！帰ったで！」
中間「あったか！？」
平野「これ？」
真四角の箱。
濱田「そう！これや！！！」
平野「村上って人と藤原って人と、リチャードって人が探してくれた。」
みんな、俺らの為に動いてくれたんか…
平野「あとな、ティンカーベルっておる？」
中間「大西？おるよ。」
平野「ピクシーダストは女王の指輪の中やって。」
中間「えええええ！？」
ｶﾞｻｶﾞｻ
茂みからの物音に、一瞬ピーターパンかと警戒しとると…
中間「大西…」
ティンカーベルが立ち尽くしとった。
中間「なんやかんや、気になってついて来とったんか？」
大西「いや…」
中間「まぁ、ええわ。ピクシーダスト、ここにあるらしい。」
大西の手に、形見の指輪を乗せると…
ｷﾗｯ
ｷﾗｷﾗｯ
小さい光が次々と出てきて、大西を包み込む。
そして…
大西「あ。飛べた。」
ティンカーベルは羽を取り戻した。
平野「それ、トモヒロって人がそこに隠させたんやて。」
中間「叔父上が？」
平野「理由は、忘れちゃった。優しくなってほしいだっけな？？」
叔父上……
何から何まで迷惑ばっかり掛けて、
俺の恨みのために命までも捧げてくれて、
それでも、こんなに悪に染まりきった俺を、
見捨てないでいてくれた叔父上を、
俺は世界一尊敬している。
俺は、込み上げる涙をぐっと堪えた。
中間「さてと、物は揃った。おい、白雪姫、王子、重岡、フック、横山。ムスッとしやがって、ええ加減にしろよ。こっちは智洋を助けるで！」
横山「え。俺、呼び捨て？」
中間「嫌なら、オッサンとでも呼ぼか？」
横山「いや、横山で良いです。」
魔法が使えるようになった途端、
大西の顔色が青ざめる。
大西「アカン！智洋くん、ドクロの洞窟に連れてかれる！！」
中間「どういう事や？」
大西「殺される。」
中間「はぁぁぁ！？」
もう、時間が無い。
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るびぃ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます！王子と白雪姫は離れていた期間が長い分一緒にいる時は激甘になっちゃう、そんな感じです。続きも頑張ります💪 (2021年10月31日 3時) (
レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 王子が意外と白雪姫に甘々でキュンとしちゃいます💕更新楽しみにしています。 (2021年10月30日 19時) (レス) @page1 id: 127582e3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るびぃ | 作成日時：2021年10月14日 22時
