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第4話 再会
重岡side
差し込む陽の光で目が覚める。
横山「エマ……おはよ。」
重岡「おはよ、裕くん。昔に戻ったみたいやね。」
全身に感じる裕くんの素肌と温もりが夢みたい。
懐かしさに起きるのが名残惜しかった。
けど、すぐに現実に引き戻される。
不在着信:103件
重岡「げ。」
履歴を見ると、智洋、智洋、智洋、智洋…
横山「どないしたん?」
重岡「いや……その………」
トラちゃんから鬼電されたとは言えへんかった。
明らかに歳と見た目がちぐはぐな智洋の事を、
どう説明したらええか分からなくて、はぐらかした。
重岡「ちょ、ちょっと電話してくる。」
少しでも聞かれまいと風呂場に篭って、智洋に電話を掛ける。
rrr…
智洋「しげ!今どこにおるん!?」
完全に怒ってる智洋。
重岡「いや、あの…ホテル。」
智洋「どこの?」
………言えん。
重岡「ちょっと飲みすぎてもうてな、介抱してもろうたんや。」
智洋「ふーん。」
パンイチで大嘘をつく。
智洋「濱田さんとの事は聞けたんやろな?」
あ!?
智洋「……聞かんで飲みすぎてって何しとんねん。しょうもな。」
“しょうもな”
すば兄が、だらしないうちによく言っていた言葉。
この言葉にカチンときた。
重岡「もう頭ん中ぐちゃぐちゃやねん!重岡ってなんやねん!?急に男になってトラちゃんが居なくなってもうて、記憶まで無くなって、ほいで突然智洋が息子ですって押し掛けて来て、魔法だ呪いだって、やってられっかよ!!」
智洋「しげ?」
重岡「思い出してん。全部。…うちの中に、エマとしげが両方おんねん。………助けて。」
ｷﾞｭｯ
重岡「裕くん?」
横山「俺が助けたる。電話、スピーカーにしてや。」
重岡「お、おん。」
スピーカーにすると、裕くんが智洋に話し始めた。
横山「もしもし。昨夜はしげのこと連れ回してごめんな。」
智洋「いえ、あ、はい。」
横山「君はしげとはどんな関係なん？」
智洋「親子です。」
横山「お前…トラちゃんなん？」
智洋「それは最近知りました。生まれてすぐに養父に引き取られたので。俺は智洋いいます。」
横山「智洋くん……」
智洋「トラちゃんの事、しげから聞いたんですか?」
横山「知ってた。………俺が父親やから。」
ｺﾞﾂﾝ
ｺﾞｿｺﾞｿ
智洋がスマホを落として拾う音が響く。
智洋「あの…電話やなくて、直接話しませんか?俺、お父さんに会いたい。それに、ルンペルシュテルツキンにも会って欲しいんです。お願いします。」
横山「…今行く。」
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るびぃ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます！王子と白雪姫は離れていた期間が長い分一緒にいる時は激甘になっちゃう、そんな感じです。続きも頑張ります💪 (2021年10月31日 3時) (
レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 王子が意外と白雪姫に甘々でキュンとしちゃいます💕更新楽しみにしています。 (2021年10月30日 19時) (レス) @page1 id: 127582e3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るびぃ | 作成日時：2021年10月14日 22時
