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第36話 運命の人
中間side
ピクシーダストは、あれが最後……
中間「そ、そんな…」
大西「でも、とっくに知っとったんやろ?あの盗人が運命の人
やって。はぁーあ!あの時会っておけば、ロビンフッドの人生も狂わなかったのに。」
ﾄﾞｸﾝ
え、まて。
待ってくれ。
お前も、知っとったんか!?
中間「アキトは?」
大西「…生きとるよ。おとぎの森で。」
良かった。
生きとるんや。
大西「期待せん方がええよ。」
中間「どういう事や?」
大西「会えればわかる。ここから出られたらな。」
絶対、智洋を助ける。
このネバーランドから脱出してやる。
それが叶ったならば、アキトが生きている事実をこの目で見ておきたい。
これ以上を望む資格は俺には無い。
大西「アンタ一人が頑張ったところで、ピーターパンには勝てへんよ。全員が団結せな。」
確かに、ジョリー・ロジャー号を出航した当初は、
俺、重岡、のんちゃん、王子、濱ちゃん、フックの６人やった。
ところが、濱ちゃんがフックと喧嘩して離脱し、重岡とのんちゃんの間に亀裂が生まれた。
中間「今から団結って………」
大西「じゃあ、死ぬまでここを抜け出せない。ご愁傷様。」
◇
重岡side
なんの手掛かりもなく、洞窟の入り口に座り込む。
重岡「……ん？」
岩に自然のものではない、誰かの手によって掘られた傷を見つけた。
まじまじと壁面を見ていると…
重岡「キ………ミ……タカ？……裕くん!?」
裕くんもロストボーイやってケンティーが言うとった。
だとしたら、ここは当時の裕くんが住んどった場所なんか？
西畑「正解。勘が鋭いね、救世主は。」
重岡「ピーターパン!?」
西畑「キミタカは死んだよ。」
え……
西畑「影に殺された。」
重岡「う、嘘や！」
西畑「嘘やと思うなら影を捕まえてみたら?まぁ、無理やけど。」
言うだけ言って、ピーターパンは立ち去って行った。
重岡「そんな……そんな……裕くん!!!」
裕くんはもういない。
智洋はどこにおるの?
うちはまた、ひとりぼっちになってまうの?
中島「惑わされるな!!」
重岡「……ケンティー?」
振り返ると、流星たちと行動しとったはずのフック船長が洞窟の前におった。
中島「ヤツはお前を陥れて、息子と引き離したいだけだ!」
重岡「でも、でも!」
俺の肩を掴むケンティー。
中島「落ち着け!目を覚ませって!」
ん……
なんで………
重岡「…………え?」
気付いた時にはもう遅くって、
俺とケンティーの唇が重なり合っとった。
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るびぃ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます！王子と白雪姫は離れていた期間が長い分一緒にいる時は激甘になっちゃう、そんな感じです。続きも頑張ります💪 (2021年10月31日 3時) (
レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 王子が意外と白雪姫に甘々でキュンとしちゃいます💕更新楽しみにしています。 (2021年10月30日 19時) (レス) @page1 id: 127582e3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るびぃ | 作成日時：2021年10月14日 22時
