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第32話 重岡の本心
重岡side
俺らに矢を向けたロストボーイたち。
あの子らの目を見たら、逃げることも対抗することもできひんかった。
中間「重岡？」
小瀧「しげ？」
まるで昔の俺を……昔のうちを見ている気がして。
重岡「どうしてうちの親は、うちを捨てたんやろう？子供の頃、ずっとそればっかり考えてた。」
小瀧「しげ…」
重岡「絶望感に溢れとった。俺も同じ目をしとった。俺は王女でもなければ、救世主なんて格好良い人間やない。俺もあの子らと同じ、孤児や。」
“孤児”
そのワードに反応した地図は、みるみる道を示していく。
小瀧「地図が出た…」
中間「ほんまや…ん？」
地図の下に何やら注意事項が書いとって…
重岡「たどり着くには、ピクシーダストが必要。」
小瀧「ピクシーダスト？？？」
中間「……嘘やん。」
淳太はピクシーダストに心当たりがあるようやった。
◇
藤井side
藤井「っっっ………」
脇腹がズキズキ痛む。
ロストボーイが放った矢がかすったみたいや。
茂みの中でTシャツを捲ると、傷が膿んどった。
中島「お前…あの矢にやられたのか！？」
やべっ。
見られてもうた。
藤井「かすり傷や。大したこと……」
中島「死ぬぞ。」
藤井「え？」
フック船長はこう続けた。
中島「あの矢には毒が塗られてる。俺がルンペルシュテルツキンを刺すのに使ったやつ。俺のは濃縮させたから即効性があったけど、自然の毒はゆっくり苦しみながら体を巡り死んでいく。」
藤井「それじゃ…」
中島「悪いけど、持って1週間かな。」
頭の中が真っ白になった。
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るびぃ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます！王子と白雪姫は離れていた期間が長い分一緒にいる時は激甘になっちゃう、そんな感じです。続きも頑張ります💪 (2021年10月31日 3時) (
レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 王子が意外と白雪姫に甘々でキュンとしちゃいます💕更新楽しみにしています。 (2021年10月30日 19時) (レス) @page1 id: 127582e3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るびぃ | 作成日時：2021年10月14日 22時
