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第30話 招かざる客
横山side
横山「………着いた。」
何十年ぶりのネバーランド。
俺はここのロストボーイやった。
西畑「なんでや……？キミタカには用はないと言ったやないか。」
すっと現れた人影の持ち主は俺にそう言った。
横山「ピーターパンには用はなくても、俺にはある。智洋はどこや？」
西畑「教えへん。あの子は探し求めとった奇跡の子や。キミタカと違ってな。」
横山「俺の息子やねん。帰る場所がある。」
西畑「…君らが放ったらかした上、里親には頭のおかしい子と育てられた事のどこが幸せなんや？」
横山「それは、呪いがっ！」
西畑「晶哉、おるやろ？コイツを牢屋に入れとけ。」
突然、茂みの中から晶哉という少年が飛び出してきて、
俺を羽交い締めにした。
横山「くっそ………」
佐野「悪い子にはお仕置せな。なっ！」
くすりと笑うその笑みは、悪意に満ち溢れとった。
◇
濱田side
濱田「………何一つ変わらんな。」
そらそうや。
ネバーランドやねんから。
佐野「いらっしゃい。ようこそ、ネバーランドへ。」
さては、ロストボーイか。
佐野「大吾がこれを貴方にって。」
そう言って差し出したのは、ボロボロになった藁人形。
濱田「はっ！？これは！！！！」
佐野「そういうことやから、ほな！」
茂みの中へ帰って行ったロストボーイ。
俺が子供の頃、父から貰った人形やった。
でも、父は俺を捨てた。
今更なんやねん。
あの日の父の如く、俺は人形を捨てた。
けど………
濱田「っっ………！！」
あの藁人形は俺の行く先々に現れた。
捨ててはまた現れるの繰り返し。
濱田「ぅぅあああ！！！！！」
神経は衰弱していった。
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るびぃ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます！王子と白雪姫は離れていた期間が長い分一緒にいる時は激甘になっちゃう、そんな感じです。続きも頑張ります💪 (2021年10月31日 3時) (
レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 王子が意外と白雪姫に甘々でキュンとしちゃいます💕更新楽しみにしています。 (2021年10月30日 19時) (レス) @page1 id: 127582e3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るびぃ | 作成日時：2021年10月14日 22時
