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#2-4 ページ5

第4話 再会

重岡side

渋谷「………おかげで助かった。感謝しとる。」





一度は木に戻ってしまった渋谷さんが心配で、
様子を見に行ったら、勢い良く味噌汁をすする渋谷さんがおって、安心した。






ガチャ






重岡「…おお!のんちゃん!」
小瀧「しげー!神山くーん!」
智洋「先生!」







振り返るとほぼ丸1日、
姿を見せなかったのんちゃんが帰って来た。





しかも…







藤井「なぁ、誰?」







とんでもないイケメンを連れて。







重岡「いや、誰ってこっちのセリフ…」
智洋「王子様!」








間髪入れずに答えた智洋。






智洋「俺のおじいちゃんや!」
藤井「あ゙ん?」







智洋、イケメンに失礼やぞ。







小瀧「あんな…流星、この子は智洋で隣がしげ。」
智洋「ほんでな!しげが、俺のお母さんのエマ!」
藤井「はぁ?」







エマの名前に反応して、俺を睨む王子。







重岡「今は重岡大毅って名前やけど…エマ…です。」
藤井「お前…………エマなのか?」






ずんずん近寄って来たかと思いきや、
思いっきし頬を摘まれて痛い。







重岡「いっ!いひゃい!やめっ!」
藤井「あっ…悪い。」






痛った!
つねったまま引っ張んなや。






重岡「いっった!何すんねん!?」
藤井「…望?お腹の子は男やったんか?」
小瀧「女の子。」
重岡「二十歳の時にこの姿に。…これも、呪いだそうです。」
藤井「そんな………」







落胆する王子に対して、
あー、食った食ったと奥の席で呑気に伸びをする渋谷さんの声が響いた。







小瀧「あ。そう言えば渋谷さん、ピノキオやんか?ゼペットのおっちゃんには会ったの?」

渋谷「会えるわけないやん!俺、木に戻りかけたんやで?」

藤井「…ピノ…キオ?」

渋谷「おおぅ…」







王子はじーっと渋谷さんを見つめる。







藤井「俺、城島って家具屋の倉庫に閉じ込められてた。おっちゃんが見つけてくれた。」

渋谷「そうか。家具屋やってるんや。…教えてくださいましてありがとうございます、王子。…よっしゃ、さっそく行くかぁ。」






気だるそうにしつつも、ちょっと嬉しそうな渋谷さんやった。

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るびぃ(プロフ) - 渡海さん» ありがとうございます!グループらしさを出したくてハルカスを選んでみました! (2021年10月31日 3時) (レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
渡海 - 更新お疲れ様です!巨人をあべのハルカスに例えるシゲが、センス抜群でめっちゃ面白かったです。これからも楽しみにしております!! (2021年9月28日 12時) (携帯から) (レス) id: f6711a1d35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るびぃ | 作成日時:2021年9月17日 13時

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