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第26話 妖精の魔法
中間side
智洋「パパ？パパ？」
中間「…あ、うん。ごめん。ボーッとしてたわ。」
智洋「変なの。」
そうやな。
俺、変やな。
中間「それはそうと、魔法の豆の復活かぁ……やっぱ魔法しかないんやないか？」
智洋「でもパパの魔法、出来てないんやろ？」
中間「せやねん…」
藤井「あのさ…？」
ボーッとしとった王子が口を開いた。
智洋「ん？」
藤井「魔法ってさ…女王とルンペルシュテルツキンしか使えんの？」
中間「と、言うと？」
藤井「なんと言うか…この町って妖精とかおらんの？」
あ………
智洋「藤原くんと大西くん！」
藤井「ふぇ？」
中間「町立病院の看護師や。」
智洋「ブルーフェアリーとティンカーベルやで！」
藤井「あぁ〜。あのよく喋る人か。」
智洋「そっちがブルー！」
俺らは呪いが解けた日以来に町立病院に向かった。
智洋「こんにちはー！」
藤原「わぁー！智洋くん！すっかり元気になったなぁ！」
中間「……どうも。」
藤原「なんだ。生きてたんですね。」
やっぱり、俺への風当たりは冷たい。
藤井「あのさ、妖精達は魔法使えるようになってへんの？」
王子はマイペースに本題に入る。
藤原「魔法なぁ……妖精たちにはダイヤの粉が無いとあかんねん。」
智洋「ダイヤの粉？」
藤原「地底に眠るダイヤモンド。妖精の羽はダイヤの粉で出来とる。呪いは解けたんやけど、わざわざ取りに行くのが気まずくて……」
聞くところによると、土建屋のリチャードたちが掘削しとるらしい。
智洋はすぐに行こうとせがむ。
あ、そう言えば…
中間「そういや、大西は？」
藤原「…辞めました。あんたの犬はもう嫌やと。どこにおるかは知りません。」
◇
《回想》
大西「あの人が女王陛下の運命の人やで。」
中間「はぁ！？盗人やんけ。お前、ふざけとんのか！？」
大西「身分なんて関係ない。それに、あの人はただの盗人ちゃうよ。」
中間「会わん。バカバカしい。」
ティンカーベルにまだ羽があった頃、
あいつの言う運命の人に会っていれば、
俺たちの人生が変わったんやろか？
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るびぃ(プロフ) - 渡海さん» ありがとうございます！グループらしさを出したくてハルカスを選んでみました！ (2021年10月31日 3時) (
レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
渡海 - 更新お疲れ様です！巨人をあべのハルカスに例えるシゲが、センス抜群でめっちゃ面白かったです。これからも楽しみにしております!! (2021年9月28日 12時) (携帯から) (レス) id: f6711a1d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るびぃ | 作成日時：2021年9月17日 13時
