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第7話 高利貸しの濱田
重岡side
散歩してたらちょうど7時。
朝飯食ったら、車が直るもんなのか問い合わせしてみっか。
重岡「ん？」
民泊の大橋くんが何やら頭を下げている。
大橋「すんません！支払い、1週間待って貰えませんか！？」
『…困るなぁ〜。先月もやったよな？きっちり返して貰わんと。何のためにこんな朝から来てやってると思っててんねん？はぁ…土地の権利もそろそろ考えんとアカンなぁ〜。』
大橋「それだけは、ホンマに勘弁してください！ばぁちゃんの時代から続けてきた店なんです！」
借金の取り立てってやつか？
俺も昔、サラ金に世話になったことがある。
あっという間に金利が上がって大変やったな。
ちゃんとした会社か調べてから借りれば良かったとめちゃくちゃ後悔した。
…まさか。
重岡「ただいまー。大橋くん？この人と交わした借用書ある？」
大橋「え？あ、はい。」
クリアファイルに挟まれた借用書に目を通す。
…ビンゴや。
重岡「この金利、違法やないですか？」
大橋「えええ！？そうなんすか！？」
重岡「俺が昔、地獄見たサラ金と一緒や。おたく、随分とええ商売してはりますね。案外、過払い金でチャラになるんちゃう？」
大橋「そんな、濱田さん…」
濱田「…今日は帰るわ。」
濱田という高利貸しの男は、
杖をつき左足を引き摺りながら歩き始めると…
濱田「せや。賢いお兄さん、名前は？」
重岡「重岡やけど。」
濱田「下は？」
重岡「…大毅。」
濱田「大毅くんね。」
重岡「逆恨みしても無駄やぞ。今日には大阪帰るからな。」
濱田「いや。また、今度。重岡大毅くん。」
これっきりやって言うたやんけ。
…聞いてなかったんか？
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るびぃ(プロフ) - 渡海さん» ありがとうございます！おとぎ話がベースとなるので、元ネタが面白かったので、あとは上手く書けるかこれからも頑張ります！ (2021年9月10日 8時) (
レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
渡海 - 初めまして。めちゃめちゃ面白いです。元ネタを知らないのですが、逆にワクワクします。お話も面白くて最高です！これからも楽しみにしております。 (2021年9月9日 18時) (携帯から) (レス) id: f6711a1d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るびぃ | 作成日時：2021年9月5日 22時
