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第3話 ストーリーブルックへようこそ
重岡side
重岡「まだ?」
智洋「まだ真っ直ぐ。」
あの後、何やかんやで俺が車を出す羽目になり今に至る。
大阪市内を離れ、どこかもわからない農村を走らされる。
智洋「見てろよ、淳太。俺が全部の呪いを解いてやんねん。」
自称息子の智洋という男は、助手席で本を眺めては、呪いだの女王ざまぁだの、厨二病全開で治安の悪い言葉を呟いていた。
重岡「そういや、智洋くんはいくつなん?」
智洋「俺?17。」
重岡「はぁ!?俺、12で子供産める訳ないやろ!」
智洋「淳太のことや。テキトーに操作しとるんやろな。」
重岡「また呪いってやつか。」
智洋「そう!」
あー、はいはい。そうですねー(棒)
智洋「あ!そこ左!」
重岡「はぁ!?急に言うな!」
こいつ降ろしたら、さっさと大阪帰ろ。
左折してしばらくすると、さっきまでの農村とは打って変わって、ユニバみたいな西洋風の街並みが見えてきた。
重岡「なんやここ…」
智洋「ようこそ、ストーリーブルックへ。ここが俺の町。」
思ったより本格的で、ビビってる俺がおる。
智洋「ここでええよ。」
車を停めた先には、大きなリンゴの木が植えられた一際デカい家が建っていた。
智洋「ただいまぁー!」
智洋が叫ぶと、家主と思われる男が慌てて駆け寄ってくる。
中間「何時やと思っとんねん!?心配したやろ!」
智洋「へへっ。ごめーん。ちょっと、人探ししとってん。」
中間「…人探し?見つかったんか?」
智洋「ちゃんと見つけたよ!この人。」
俺を指差す智洋。
智洋「大阪で見つけてん!重岡さん。この人が、パパの呪いを解くためのキーパーソン。救世主のエマ王女や!」
中間「お前…まだこんな空想信じとんのか!?」
親御さんの怒号が響く。
智洋「空想ちゃうし!」
中間「はいはい。わかったわかった。話は後で聞くから。風呂でも入って来い。」
智洋「…はぁい。」
智洋はしょんぼりして、家の中へ入って行った。
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るびぃ(プロフ) - 渡海さん» ありがとうございます!おとぎ話がベースとなるので、元ネタが面白かったので、あとは上手く書けるかこれからも頑張ります! (2021年9月10日 8時) (レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
渡海 - 初めまして。めちゃめちゃ面白いです。元ネタを知らないのですが、逆にワクワクします。お話も面白くて最高です!これからも楽しみにしております。 (2021年9月9日 18時) (携帯から) (レス) id: f6711a1d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るびぃ | 作成日時:2021年9月5日 22時