それぞれの恋愛模様たち (ページ45)

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Type-Green ページ45

Type-Green 懐かしい歌

大倉side

大倉「背脂しょうゆのネギもやし肉増しの大盛り一つと..Aさんは？」

『背脂しょうゆのネギ増し、麺硬めで。』

大倉｢あ。こっちも麺硬めで。｣

立ちこめる湯気と焦げたネギの香り。

♪～

大倉「その歌、なんやったっけ？」

『え？』

自分の鼻歌に全く気づいてなかったAさん。

『恥ずかし...』

店内の熱気と相まって顔が赤くなるAさん。

『二人のアカボシって、高校の頃、流行ってませんでした？』

大倉｢あー、なんやったっけ？｣

『ラーメン屋台で歌ってるＰＶのやつ。』

大倉「あ！わかった！あったわ、そんな曲。」

『な～んでか、ラーメン待ってると口ずさんじゃうんです。』

大倉｢へぇ～。可愛いやん。｣

『えっ...？』

何言うてんねん、俺。

『あ～、なるほど。だから大倉主任って、モテるんですね。』

大倉「は？なんの話？」

『女性社員の方々から、すごい評判ですよ。』

大倉｢嘘やぁ～。告られたことないもん。｣

『...それ、るびぃさんがいたから、みんな気ぃ遣ってたんじゃないですか？』

大倉「あいつ？何で？」

『すごく仲良しだと聞いてますよ？』

大倉「あんなん、同期の腐れ縁や。」