それぞれの恋愛模様たち (ページ31)

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《LINE》

長尾「Aさん、もう勘弁してください。」

『は？なんで、あともうちょっとやのに。』

長尾「なんや、疲れた。」

『長尾くんは無いの？恋の１つや２つ。』

長尾「Aさん見てたら、めんどくさいなぁ～って。」

『何それ？』

長尾「恋で悩むくらいなら、ひとりでスイーツ巡りしてた方が楽しくないですか？」

『長尾マジでありえない。』

『こっちは必死で近付く口実を作ってたのに。』

丸山side

丸山「そして、消したと思い込んで誤爆した揚げ句、既読スルーと。」

『....お恥ずかしい限りです。』

Aちゃんの胸の内を知った。

俺にとっては、今ここでガッツポーズをしたいくらいなんやけど、
心の奥にいる悪魔が、せっかくだから弄んでやれとうるさい。

道枝「あのー。保存したんすけど、あれで終わりすか？」

『あ！ごめんごめん。続き教えるから。』

これや。

丸山「あ。そういえば最近、俺のパソコンの調子が悪いんやけど...」

『え？そうなんですか？』

丸山「今日、終わったら１０分だけでええから見てもらうことできる？」

『１０分なら大丈夫ですよ。』

丸山「助かるわ。」

こうして、二人きりで会う約束をしたのだった。

道枝くん、サンキュー！