逆引き寄せの法則3～自信がついたらみんなバラバラになってさらにつらい件～ (ページ8)

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『電話口でごめんね。』
小瀧「こんなこというのもアレやけど、病気になってラッキーやったと思いますよ。」
『やっぱり、そう思う？』
小瀧「淳太の結婚式は、マジで地獄絵図やったで。淳太こそ、うつになってしまいそうや。」

釣りの後、タカ兄に連れられて行った病院で、
私はうつ病と診断された。
なってるかなってないかで言えばグレーゾーンなんやけど、タカ兄は診断書を書いてくれるように動いてくれた。
のんちゃん宛に送ったら、福本広海に阻まれていた退職を勝ち取り、結婚式も出ずに済んだ。

小瀧「飯、食えてますか？」
『プリンかゼリーなら。』
小瀧「これからどうするんすか？」
『ひとまず、タカ兄の動画編集を手伝うことになった。』
小瀧「ショート見ましたよ。顔隠されてたけど、すぐAやって分かったわ。」

あの時の動画は、インフルエンサーハマちゃんの塩対応すぎる妹としてバズった。
その後も、ダムとか琵琶湖でバス釣りさせられたり、
カメラやら、マイクのセッティングを覚えさせられ、
更には編集までやることになって、
もう頭はパンクしそう。
いや、パンクしてる。

『必死過ぎて、考える暇無いわ。』
小瀧「案外、釣り名人の愛なんちゃいます？」

愛・・・か。

『そうかな？』
小瀧「そういうのは、自分の都合のいい解釈にしとけ。」
『だね。』