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小瀧「・・・すげぇ。めっちゃ良い。」
『ほんと?』
小瀧「1人で考えたん?」
『そんなまさか。』
小瀧「ライブバーか。」
『そう。』
考え抜いた社名案は、好感触や。
小瀧「セラヴィ。気に入ったわ。ありがとう。」
間もなく行われたジョンブリアンの幹部会議で、
セラヴィの名前は正式にのんちゃんの新会社の社名に決定した。
中間「聞いたで。Aの案なんやて?」
『私だけちゃいますけど。』
中間「やっぱ、センスええわ。」
そう言って頭をポンポンしてくる中間社長。
『今時、セクハラですよ。』
中間「え。嫌いやった?」
『そういうことではなくて。』
中間「なら、ええやん。俺らってツーカーの関係やろ?」
そうでした?
中間「フリーズすな。悲しくなるわ。」
しょぼくれてる社長。
ちょっとかわいい。
中間「とにかく、元気そうで良かった。うつ病で辞めるって知った時、後悔した。ホンマに大切なものって何やったんやろう?守るべきは会社やなくてAやったんやって自分を責めた。」
『社長・・・』
中間「やから、せめての罪滅ぼしでクソオヤジの髪の毛を採取しに福本家に乗り込んだんや。」
『その節は、本当に助かりました。』
中間「良いってことよ。あ!来月、時間作ってくれよな。セラヴィの決起集会やるから。」
『もちろん、参加させていただきます。』
堅苦しいから敬語やめろって言うけどさ、
スエット生活からの、久しぶりの会社勤めだから、
まだ慣れないのよ。
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作者名:るびぃ | 作成日時:2024年2月13日 17時