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#3-28
『と、言うことなんですが、何がええと思います？』
村上「会社名なぁ・・・」
私は、前回みたいな後悔をしないように、
真っ先にエイトのおっちゃんらに相談した。
安田「メゾンってのがフランス語で家なんや。」
大倉「確かに、メゾンドなんちゃらってアパートあるな。」
丸山「ハイムも家って意味やで。」
大倉「小瀧ハイムってきしょいやろ。」
丸山「そこまで言うてへんし！」
のんちゃんの新会社のアイディアを求めて相談してみるも、
スマホで調べるおっちゃんらはオヤジギャグへと脱線していく。
もう大喜利大会やん。ラヴットでやれ。
正門「はい！」
『はい、まっさん。』
正門「ラ・ヴィアン・ローズってのはどうです？」
『ん？ん？なんて？メモするからもう1回。』
それはどういう意味ですか？
村上「はぇ〜。バラ色の人生か。」
正門「ピアフ。シャンソンの名曲です。」
村上「詳しいな。」
正門「親が音楽バカなんでね。」
安田「正門先生、ジャンル幅広いもんな。」
親？正門先生？
正門「あれ？言うてませんでしたっけ？僕の実家、音楽スクールなん。」
安田「俺、まっさんのオトンの生徒やねん。」
ここにもそんな繋がりがあったん！？
大倉「ほんで、マルが今そこのベース講師。」
丸山「たっちょんは、そんな俺らのＣＭ動画を作ってくれてるってわけ。」
やっとエイトの関係性が分かってきたぞ。
『ほんで、漬物屋のリチャくんは？』
丸山「俺の生徒。」
相関図完成！！
パチパチパチ！
村上「何1人で拍手してん？」
『あ。』
恥ずかしくなって、メモに再び目線を戻すが・・・
『何ローズやっけ？』
正門「ラ・ヴィアン・ローズです。」
『ちょっと長くない？私、毎日言うかもしれないんよ？株式会社ラ・ヴィアン・ローズの濱田と申します！って。』
安田「確かに長いな。」
『同じ意味で半分くらいの長さの言葉何か無いん？』
村上「バラ色の人生・・・人生は素晴らしい、これが俺の人生みたいな、なぁ。」
イッツ・マイ・ライフ。
それ、きんにくんや。
大倉「お？」
『ん？』
正門「あ！」
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作者名：るびぃ | 作成日時：2024年2月13日 17時
