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#3-20
小島「姉さん!!おひさ!!」
出迎えてくれたのは、こじけん。
『あんた!ボンボンやったの!?』
小島「ううん。うちん家はただの銀行員やで?」
『でも、常務だなんて。』
小島「おとんが優秀なだけ。ささ、こっち。」
ドラマみたいな重厚な扉。
ぐっと押すと、物々しい空気。
「健、来たのか?」
奥から声がして、顔を見れば、
遠くからでも分かる彫りの深い顔。
絶対おとんやん。
小島「うん。みんな揃ったよ。」
「大晴!?」
そして、その隣。
びっくりして立ち上がった男が、福本頭取というわけか。
崇裕「この度は、お招きありがとうございます。暴露系Y○uTuber、ハマちゃんやで。」
シーン
崇裕「まぁ、そゆこと。」
タカ兄のふざけた挨拶がめちゃくちゃ浮く。
重岡「ところで皆さんは、小島常務の告発にはご納得いただけましたでしょうか?」
役員からは拍手が湧く。
重岡「けど、福本頭取がそこまでして外資に売却させたい理由がわからないですよね?」
「そうなんや。福本頭取の天下で何があかんねん?って話や。」
小島常務の言葉に、スッと1歩前に出る男。
村上「それは、私の方からお話致します。」
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作者名:るびぃ | 作成日時:2024年2月13日 17時